タロット占いとは
タロット占いは、「卜術」という「今」を読むのに適した方法です。
心理を浮かび上がらせて、解決策まで導き出すため、「なぜこうなっているのか?」「どうしたら解決できるのか?」という悩みにダイレクトに答えを出すことができます。
タロットのいいところは、自分でも予想外だった「原因」や「解決策」を気付かせてくれるという部分です。
「今はこうすることが必要なのだ」と受け止めるようにしましょう。
そして、占いの結果を参考にして自分の問題と向き合ってみる、行動してみることが大切です。
行動してみるといい流れを引き寄せるきっかけになるはずです。
タロット占いは、恋愛や仕事の悩み、人間関係や家族のこと、精神や健康の不安、金運など、知りたいことを何でも占うことができます。
複数のカードをレイアウトし、カードが示すメッセージを読み取るのです。
カード占いとしては、最も歴史が古く、有名です。
タロットの基礎
タロットのデッキは、
22枚の大アルカナ
56枚の小アルカナ
計78枚で構成されています。
アルカナとは、ラテン語で「奥義」を意味します。
カードには、1枚ずつ重要な意味があります。
例えば、「死神」には過去を断ち切る、「塔」には古い殻からの脱皮など、絵柄や名前から先入観を抱いたり、怖い絵だからといって、怖がる必要はありません。
大アルカナ
運命的な事柄を示します。
小アルカナ
具体的な事柄を示します。
タロット占いを始める前の準備
タロットカード
タロットカードは、書店やネットショップ、スピリチュアルなお店で購入することができます。
いろいろな個性的なタロットカードがありますが、自分の感性に合って、占うことが楽しくなるものを選ぶことが大切です。
タロットクロス
タロット占いでは、カードを展開する場所に特別なクロスを用意します。
- 素材は、麻か絹
- 色は、空色や無地
- 大きさは、テーブルを覆い隠せるくらい
が理想です。
タロットカードを手に入れたら、タロットにあなたが持ち主だと告げましょう。
タロットカードは、持ち主が神の知恵や愛とつながるためのツールです。
まず、あなたがタロットカードの持ち主だと告げて、エネルギーを注入します。
これによって、あなただけのタロットカードとして働きます。
カードを箱から取り出したら、カードを指で叩きます。
邪気払いと占いを始める合図になります。
そして、占う場所のエネルギーを整えます。
空間を浄化するために、お香を使うのもいいでしょう。
タロットカードを広げて、全体を眺めましょう。
カードを見て、触れることによって自分のエネルギーがカードに入っていきます。
カード全体に目を通したら、一つにまとめて「私(名前)のタロットカードとして、神のメッセージを伝えるために働いてください」と語りかけます。
そして、エネルギーを注入するために、息を吹きかけるとよいでしょう。
夜は、枕元にカードを置いて、一緒に眠りましょう。
これを7日間続けることで、霊力が高まります。
タロット占いの手順
最初は、自分の知りたいことを占うことから始めましょう。
上達したら、家族や友人を占ってみるとよいでしょう。
意識を集中する
良い占いをするためには、
・神の意識
・相談者の意識
・占い師の意識
の3つの立場を意識し、配慮をもって占うことで、的中率を上げることができます。
相談者の心を理解することで、タロットは深層にある魂のメッセージを示してくれます。
占うことを明確にして、神に向かって宣言します。
質問を設定する
タロット占いは、神に尋ねて答えを得る占いです。
自分が何を知りたいのかをはっきり伝えることで、的を得た答えが返ってくるのです。
悩んでいることや問題を明確に具体的にすることが重要です。
相談者が置かれている状況と望んでいる状況を明確にすることが大切です。
「うまくいきますか?」のようなあいまいな質問では、答えもあいまいになります。
自分の利益だけを考えたり、相手の不利益を望んだり、不幸を願うような質問はNGです。
カードをまぜる
カードをシャッフルします。
カードを広げながら、全体にエネルギーが伝わるように右回りに混ぜます。
そして、カードを一つにまとめます。
両手でカードをリズミカルにカットします。
シャッフルとカットしているときは、心を空っぽにして、占いに集中します。
カットが終われば、もう一度占う内容を意識して、カードに込めます。
カードを左手で二つに分けます。
新しく出た面が上になるように、もう一度重ねます。
相談者がいる場合は、相談者にも左手で二つに分けてもらい、一つに重ねます。
そして、カードの向きを自分側に向けるために、カードを反転させます。
スプレッドに配置する
順番にカードをレイアウトに配置します。
配置されたカードの場所によって、どんな部分を表しているのかなど、深く占うことができます。
設定した質問にふさわしいスプレッドを選択しましょう。
自分を占う場合は、伏せてレイアウトし、1枚ずつオープンにしていきます。
相談者がいる場合は、最初からオープンにしてレイアウトしていきましょう。
そうすることで、スムーズに読み始めることができます。
占う前にカードの気の流れを良くしたいときは、すべてのカードを広げて並べることをおすすめします。
タロットカードのエネルギーの流れが整います。
カード1枚1枚に目を通すことで、あなたのエネルギーが入ります。
カードの意味を読む
出たカードの意味を読んでいきます。
タロット本の解説を読む前に、出たカードを良く眺めて、第一印象を大切にしましょう。
その感覚が、占いの結果を意味していることが多いです。
タロットカードの浄化と保管方法
何度も占いをしていると、カードに手垢が付くように、さまざまな念がカードに残ります。
占いを終えた後は、浄化して大切に保管することで、タロットカードの霊力を保つことができます。
占いが終わったら、すべてのカードを伏せて、左回りにシャッフルします。
カードに注がれたエネルギーを抜く作業です。
カードに触れ、カードが持つエネルギーが消えていくイメージを持ちながらシャッフルします。
カードに息を吹きかけ、残っている念を飛ばします。
カードを叩いて邪気を払い、ケースに入れます。
タロットカードは、専用のポーチやボックスに入れて保管しましょう。
家の中でもっとも神聖な場所に納めるとよいでしょう。
タロットカードを浄化する方法は、カードの上にクリスタルを置いたり、ホワイトセージで浄化したり、さまざまな方法があります。
定期的に行うとよいでしょう。
タロット占いの疑問
同じタロット占いを何度もしてもいいのでしょうか?
悪い結果が出て、次に占ってよい結果が出たとします。
これでは、どちらの答えが正しいのか分からないまま、迷いを増すだけです。
どうしても占いたい場合は、日を改めるかデッキを変えて、別のスプレッドで占うようにしましょう。
タロット占いはいつ占ったらいいのでしょうか?
タロット占いは、いつ占っても大丈夫です。
夜の方が、静かでタロット占いに集中できる時間ともいえるでしょう。
タロットカードを人に貸してもいいのでしょうか?
タロットカードは、使用する人を設定して占います。
基本的には、人に貸したり、タロットカードを共有して使ってはいけません。
タロットカードを一枚無くしたのですが、占えないのでしょうか?
新しく買い直すのがベストです。
予備のカードに無くしたカードの名前を書いて、そのカードに見立てて占います。
タロット占いは、霊感が無くても占えるのでしょうか?
大丈夫です。
正しい手順でリーディングすれば、あなたの力が引き出され占いをすることができます。
自分の力を信じてください。