出雲縁結び空港、聞いたことが、ありますよね。
島根県は、縁結びにゆかりのある、有名な神社が、2つあります。
1つは、出雲大社、もう一つが、八重垣神社です。
八重垣神社は、出雲縁結び空港から車で約1時間、松江市の中心部から、南方の山沿いにあります。
JR松江駅からは、[八重垣神社」行きのバスで、25分で行けます。
八重垣神社は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が、稲田姫命(いなたひめのみこと)を八岐大蛇(やまたのおろち)から救い、稲田姫命の身をお隠しになっていた境内に八重垣神社が、建てられました。
有名な歌で、「八雲立つ 出雲八重垣 妻込に 八重垣造る その八重垣を」という歌がありますが、この歌から、八重垣神社という名がつけられたそうです。
素戔嗚尊は、八岐大蛇に、8つの樽に酒を入れ、酒を飲ませて、眠らせて、退治したそうです。
八岐大蛇から、稲田姫命を助け、そして、結ばれたのです。
とても、ロマンチックですよね。
だから、八重垣神社は、縁結びの御利益があるのです。
境内には、3つの夫婦椿と言われる椿の木があります。
この夫婦椿の木は、地面から、2本の木がでていて、地上で、1本になっています。
この木も愛の象徴として、有名です。
見落としてはならないのが、御本殿にある宝仏殿です。
この宝仏殿には、素戔嗚尊と稲田姫命の主祭神を始め、6つの神様の像が、描かれている壁画があります。
神社の壁画としては、日本最古だそうです。
特に、美しい稲田姫命と猛々しい素戔嗚尊の壁画は、圧巻ですよ。
境内の奥の森には、稲田姫命が、身を隠しておられた時に水を飲まれ、自分の姿を池の水に写して、鏡にされていたという、鏡の池があります。
今では、若い女性たちの有名な観光スポットの1つになっています。
鏡の池に和紙をのせ、硬貨をのせて、そっと置きます。
和紙が沈む速度により、良縁を占うのです。
和紙が、早く沈めば良縁が早くあるし、沈む速度が遅ければなかなか良縁は、きません。
それから、近くに沈めば、近くの人と縁があり、遠くに沈めば、遠方の人と結ばれるというのです。
最近では、鏡の池の由来から、女性の観光客が、とても増えています。
八重垣神社は、特に縁結びで有名になっていますが、夫婦和合、授産、安産祈願、厄難除、災難除での御利益を求めて、来られる方も多いです。
昔も今も、深い愛を実らし、最愛の伴侶を求める気持ちは、かわりませんね。
良いご縁がありますようにと願う人が多く訪れる八重垣神社です。
八重垣神社周辺のグルメ
松江市は、宍道湖のほとりにある静かな城下町です。
松江城もあり、昨年は国宝に指定されました。
北側は、日本海にも面していて、新鮮な魚の料理はおいしいです。
また、宍道湖で獲れるシジミは、有名です。
しじみの味噌汁を始め、しじみの佃煮など、しじみを使ったおみやげもお勧めです。
松江の和食は、何処も新鮮な魚を使っていますので、おいしいのですが、大橋川を臨みながら、食べることのできる、なにわ本店、鯛茶ずけで有名な皆実館、素敵な日本庭園を眺めながらいただく蓬莱荘の食事も素敵です。
松江は、お茶処なので、松江の和菓子や、お蕎麦なども、おいしいです。
お蕎麦は出雲そばと言って、ちょっと蕎麦の色が、濃いのですが、割子そばは、また一味ちがって、美味ですよ。
八重垣神社周辺のお宿・ホテル
松江市の宍道湖沿いにある、松江宍道湖温泉は、いいですよ。
JR松江駅から、[宍道湖温泉」行きのバスで、15分くらいです。
ここには、10件くらいの旅館があります。
松江に来られた、観光客もたくさん利用しています。
宍道湖温泉から、眺める宍道湖は、最高です。
夕日が沈む宍道湖も、朝日が昇る頃の宍道湖もとても魅力的です。
湖岸は整備されていて、宍道湖の景色をみながら、散歩をする人や、ランニングをしている人たちも多いです。
松江市の西側にある玉造温泉もお勧めです。
玉造り温泉は、JR松江駅から「玉造り温泉」行きのバスで、20分くらいです。
温泉の真ん中に小さな川が流れていて、川の両側に温泉街があります。
夕方になると、今の時期なら、夕涼みに歩いておられる観光客の姿も見られます。
また、桜の名所でも有名です。
川のほとりには、桜の木がいっぱい植えてあるので、4月の上旬には、桜目当ての観光客も多いですよ。
JR松江駅の前にある、エクセル東急もいいですよ。
駅の近くにあるので、交通の便はとてもいいです。
昨年リニューアルしたばかりなので、ホテルの居心地も良いのではないでしょうか。
八重垣神社まとめ
八重垣神社は、若い女性の人気スポットの一つです。
東京からも、飛行機で1時間20分。あっという間に着きますよ。
関東方面からの観光客も年々増えています。
また、昨年、国宝に指定された松江城、お堀を1時間かけてめぐる堀川遊覧、水の都と言われる宍道湖など、魅力的な観光地がいっぱいあります。
山陰の小京都として、上品で静かな城下町の松江市をめぐる旅は、きっと心やすまる心地よい旅になると思います。