茨城県のパワースポット、仕事の成功なら筑波山のガマ石

茨城県筑波山のガマ石

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日本百名山に数えられている筑波山。

山歩きやハイキング好きに好まれる山です。

この筑波山は男体山と女体山の二つの頂を有する山なのですが、そのうちの女体山にガマ石と呼ばれているパワースポットが存在しています。

 

ガマ石のガマは、ガマガエルのガマ。

「さあ、さあ、お立ち会い。ご用とお急ぎでない方はゆっくりと聞いておいで。」から始まるガマの油売りの口上はこのガマ石に因んで生まれたと言われています。

 

お若い方はご存じないかもしれないガマの油ですが、筑波山のお土産として実際に存在した傷薬のこと。

その傷薬を上手く販売するための宣伝文句にも登場したガマ石なのです。

それ以前は雄龍石と呼ばれていたといいます。

 

ガマ石へ向かう際には、つくばエクスプレスのつくば駅から筑波山シャトルバスで揺られること30分強。

そこからバスを利用して、筑波山神社入口で下車します。

 

ケーブルカーに乗り換えて筑波山頂駅で下車すればあとは歩くだけ。

10分ほどでガマ石に到着です。

立て看板が目印になっているので見過ごすことはないでしょう。

 

あまり近づきすぎると解りづらいかもしれませんが、少し離れて然るべき角度から眺めると、なるほどガマに見えてくるから不思議です。

ガマがパックリと口を開けているような姿なのですが、その口部分にたくさんの小石が投げ込まれているのが見えます。

 

これはここを訪れた観光客の人たちが一生懸命に投げ込んだから。

このガマ石の口に小石を投げ入れることが出来れば、願いが叶うと言われているので、みなさん頑張って投げるわけです。

 

ただし、既にたくさんの小石が詰まっているので、そこに石を載せるのは至難の業。

だからこそ、ご利益があると思われているのかもしれません。

 

このガマ石には商売繁盛を助けるパワーがあるそうで、金運、出世運、勝負運に良いとされています。

実際にガマの油売りの口上を考えた永井兵介は、今でいうところのセールストークをものにしてガマの油を売ることに成功し、名人と呼ばれるほどになったのです。

 

実際に成功した人のエピソードが残されているのですから、間違いなく確かなパワーを授かれる場所。

小石を投げ込むのは非常に困難なのですが、その代わりに真摯に仕事に励めば同じだけのご利益が授かれるとも言われています。

 

だから、小石がガマの口の中に入れられないからといって運気が上がらないわけではないので心配ありません。

ガマ石を訪れた後には、導かれるままに成功への道を歩んでください。

 

筑波山周辺のグルメ

さて、目的を果たした後にはお腹を満たすことにしましょう。

 

まずはB級グルメの王、男体山側のケーブルカー宮脇駅にある売店で販売されているローズポークまんがイチオシです。

ローズポークは茨城県のブランドポーク。

お腹の底から温まります。

 

筑波神社近くの神田屋でいただく3色団子は山歩きの際のエネルギー補給にピッタリ。

それぞれの団子に別の餡が入っているので、1度で3度おいしいお団子です。

 

また、あちらこちらで食べられる筑波うどんもおススメです。

筑波地鶏を用いたつくね、椎茸やゴボウなどの黒野菜、ローズポークのばら肉。

それぞれの野菜の最初の文字を繋げた、つくばが入ったヘルシーうどんは筑波の名物です。

具だくさんなので、うどんとはいえお腹いっぱいになります。

 

筑波山周辺のホテル

筑波山江戸屋

日帰りが強行軍だと思う人は、筑波山江戸屋でのんびり寛いではいかがでしょうか。

筑波神社入口から徒歩5分という立地が魅力です。

駐車場もあるのでマイカーで行く人でも安心です。

 

ここの温泉は、男体山と女体山に因んで双神の湯と呼ばれ、美肌の湯として知られています。

山肌を眺めながら風を感じる露天風呂は格別。

食事は四季をテーマにして美味しい食事を提供することに心配りが感じられます。

 

筑波山江戸屋は眺望が売りの宿です。

山頂に最も近い宿なので特に夜景は素晴らしく、思わず見入ってしまうほどの美しさ。

寒い季節ほど空気が澄んでいるので遠くまで見え、時にはスカイツリーや富士山もお目見えします。

 

薬湯露天風呂では身体を解しながら景色を眺めることが出来ます。

泉質はアルカリ単純泉で神経痛や筋肉痛に効き目あり。

山歩きの後には最適な、気軽に宿泊できるホテルです。

 

彩香の宿一望

旅の最中には温泉が最重要と考えているのならば、彩香の宿一望がおススメです。

内湯はもちろんのこと、露天風呂や貸切露天風呂も楽しめるほか、別館のつくば湯まで利用できるので満足間違いなし。

 

筑波山神社前でバスを降りれば送迎もお願いできます。

そこから宿までは5分ほど。

筑波の観光にも便の良い立地です。

 

食事は茨城の御馳走をくまなく味わえる和食膳。

見た目にも美味しい食事です。

 

筑波山まとめ

太陽の光を浴びた雅な姿を称して紫峰とも呼ばれている筑波山。

茨城県の象徴とも言われている筑波山はその昔、神が降臨したと言われ、信仰深き土地柄でもあります。

つまり、ガマ石はもちろんのこと、その土地全てに清らかさを感じることでしょう。

 

訪れてみれば山だけではない魅力を兼ね備えていることに気が付きます。

パワーをもらい、食べ、癒される旅は日頃のストレスや疲れを癒すには必要なものだったと振り返る時がくるはずです。