長野のパワースポット、強烈な気の「ゼロ磁場」の分杭峠

長野分杭峠

長野県にあるパワースポット、分杭峠(ぶんくいとうげ)は伊那市と下伊那郡大鹿村の境、標高1,424mにある峠です。

 

ここに訪れた人たちの体験談を伺うと、信憑性を疑いたくなってしまいます。

何故かというと、「足を引きずって歩いていたのに、治った」「健康とは程遠い体調だったのに、健康診断で健康体そのものと言われた」「長年患っていた偏頭痛が嘘のように消えた」などなど。

 

どれも身体の調子に纏わることのようですが、いずれの場合も改善または完治したという報告ばかりなのです。

ここまで多数の意見が募ると単なる偶然とは思えません。

この分杭峠では、いったい何が起こるというのでしょうか。

 

この場所は、「ゼロ磁場地点である」とテレビでも紹介された経緯があります。

そのゼロ磁場とは何なのでしょう。

 

ここでは、磁石が正常に動きません。

また、カーナビゲーションも誤作動を起こします。

 

これはN極とS極という真逆の磁気が打ち消しあっている状態がその場で起こっているという証。

磁力がゼロというわけではなく、断層の両側から同じ磁力同士がぶつかりあってゼロ磁場という状態が生まれたのです。

 

では、この環境に身を置くと、どうして体調が良い方向へと変化するのでしょうか。

これは身体に磁気が作用すると細胞が活性化し始めるということが関係しています。

 

ピップエレキバンという磁気で肩凝りを治す商品がありますが、この原理をシンプルに再現しているのです。

血行を促し、老廃物の排出がスムーズになり楽になるという仕組み。

細胞が若返れば、体調が思わしい方向へ改善されるのも納得です。

 

この分杭峠を訪れる際には、注意が必要です。

思い悩む身体の不調をどうにかしたいと訪れる人が大勢いるために、環境保全の一環としてマイカー規制が行われています。

駐車場から先はシャトルバスが運行しているので、乗り換えが必要になります。

 

ただし、冬季は運休していますので要注意。

特に土日は人の多さに目を見張るほど混雑するので、サッと行ってサッと帰るのは無理だと心得ておきましょう。

 

一呼吸しただけでは不十分で、1時間ほどの滞在が好ましいそうなので折りたたみ椅子やレジャーシートを持っていると便利です。

水(ここでは波動水と呼ばれています)を汲んで帰ることが出来るので、持ち帰りを考えている人は容器の準備をしておくのを忘れずに。

この水は長い間に亘り腐らず、身体の内側から体調を整える薬のような貴重な水です。

 

分杭峠の麓にある大鹿村に立ち寄ってみましょう。

ここでのイチオシはジビエです。

大鹿村はその名の通り、人よりも鹿の数のほうが多いと言われています。

 

近年は、数が多くなり過ぎて害を及ぼすようになってしまった鹿、猪などを捕獲し、それを無駄にすることなく食べる風習が生まれました。

これはヨーロッパに習った習慣で、今では大鹿村でも同じように滋味あふれる料理が堪能できます。

 

もみじ鍋、ぼたん鍋などの鍋料理は出汁に何とも言えない味わいが感じられます。

煮込み料理にも最適で、味の深みはジビエならではと思わず唸ってしまうほど。

鹿のハンバーグカレーは絶品です。

 

また、調味料の山塩はお土産としても重宝します。

山から湧き出ている塩水から採取した天然塩で、口当たりの良いまろやかな塩気が天麩羅や焼き物の味を引き立てます。

 

更に大鹿村には温泉宿もあります。

湯元山塩館では塩辛い温泉が楽しめます。

長野県は海なし県ですから、本当に不思議です。

檜風呂と石風呂を男女交代で入るのですが、いずれも大きな窓があるので周囲の自然を目の当たりに感じることが出来ます。

 

「専属の料理人はいない」と断言していますが、それは反対に提供している料理に対する自信の表れでしょう。

地の物を美味しく食べる一番の調理方法を熟知していると感心させられます。

鹿肉のロティはシャレていて、本当に「美味しい」の一言に尽きます。

 

鯉の丸ごと焼は香ばしく、岩魚の昆布〆は繊細なお味。

ここでも名脇役を務めるのは山塩です。

土地のもの同士のマッチングですから、相性が悪いはずがありません。

 

分杭峠周辺のおすすめ宿・ホテル

赤石荘

赤石荘は、なんだか天国でお風呂に入っているような錯覚に陥ってしまう宿です。

目の前には赤石岳、眼下には小渋川が流れ、この景色を露天風呂から眺めるために滞在したとしても後悔するなんてありえません。

肌がつるつるになるのが解ります。

 

山のご馳走がたくさん味わえる夕食ですが、特別料理をお願いすることもできます。

鹿刺しや大鹿どうふがオススメで、大鹿村ならではの鍋料理も注文可能。

客室は和室ですから、足を延ばしてゆっくりと寛げます。

 

塩湯荘

塩湯荘は明治時代から続くお宿です。

客室の窓から見える流れは時折、エメラルドグリーンに様変わりする不思議な渓流。

部屋に居ながらにして、マイナスイオンのシャワーを浴びているかのよう。

 

このお宿で提供する食事に対するこだわりは、郷土愛に繋がっています。

「うちの料理が美味しいのは水がいいから」といい、その言葉に思わず納得。

山塩を巧みに操り、手が加えられたご馳走は他では味わうことのできない美味しさに溢れています。

 

分杭峠まとめ

中国の気功師が発見した分杭峠。

同じく彼が中国で発見した磁場よりも強い気が発せられているそう。

ここは祈りの場ではなく、自身で行き、磁力を感じて得る場所。

 

現代医学では手の施しようがないと匙を投げられている人でも、行ってみる価値はありそうです。

身体の状態に憂いが無ければ、大概のことは気にならなくなる人もいます。

 

そういった意味では、分杭峠を訪れることが人生の転換期となり、その後に幸せを手にする人もいるはず。

自ら幸せを掴みたいなら、まずはここで悩みの種を解決するのも一案です。