京都の妙心寺は西の御所と称された日本最大の禅寺

京都妙心寺

妙心寺は、臨済宗妙心寺派における大本山。

宗旨は、インドの達磨大師から中国の臨済禅師へ、その後に妙心寺開山無相大師へ受け継がれたとされています。

 

妙心寺派の特長は、教えが非常に解り易いことです。

それ故に惹かれて訪れる若い人も後を絶ちません。

 

例えば生活信条として「1日1度は心身と呼吸を整える」「人を敬い、自分と共に他人のことも大切にする」「現状に感謝し、恩返しをする」を挙げています。

 

また、信心のことばとして穏やかに拝み、信じ、そして生きることを進めています。

この明快さこそが、妙心寺の魅力のひとつなのです。

 

妙心寺が伝えることのひとつに、おかげさま運動というのがあります。

自分が生きていられるのは、両親のおかげ。

健やかでいられるのは食べ物のおかげ。

楽しく笑えるのは友人のおかげ。

これ以外にも、誰かや何かに支えられることで人生を営むことができるのです。

 

このことを常に意識して「おかげさま」の気持ちを抱いて生活することの大切さ。

それを継続していくための活動がおかげさま運動。

気付きをもたらしてくれるきっかけになるかもしれませんね。

 

さて、この妙心寺は敷地内に道路が通っていることから、散策は自由とされています。

ただし、塔頭や法堂を拝観するためには拝観料を納める必要がありますので要注意。

大人は1人につき500円。

 

拝観はご案内ごとに入場する決まりがあるので、そのつもりで時間に余裕を持たせて計画を立てるといいでしょう。

 

では、拝観するにはどれくらいの所要時間を考えておけばいいのかというと、これは個々のペースがあるので一概にいえませんが、妙心寺のホームページでは散策のモデルコースを紹介しています。

1時間コース、2時間コース、半日コースです。

見所を外したくない、初めてなので拝観の様子がまったくわからない人はとても参考になるので、是非見てみてください。

 

本格的に興味を持った人には、座禅会がオススメです。

開催詳細についてはホームページを参考にして、都合に合わせて参加してみましょう。

飛び入り参加可能なもの、予約が必要なもの、会費が必要なものと様々です。

 

毎週末に開催される1泊座禅会も人気があり、初心者でも参加ができます。

塔頭寺院で宿泊も受け付けていますが、必ず予約が必要と心得ておきましょう。

またインターネットでの受け付けはありません。

必ず、はがきか電話で申込みを行ってください。

 

いずれにしても、広く人々を受け入れてくれる妙心寺なので安心して伺いましょう。

 

妙心寺周辺のおすすめグルメ

妙心寺近くで一服するなら、ワンダアカフェを忘れてはなりません。

この界隈に住む人に聞けば必ず教えてくれるであろう名店です。

 

雰囲気が素晴らしく、古き良き昭和を彷彿とさせる建物。

店内を賑やかに飾る様々なグッズ。

そしてなんといってもカフェですから、コーヒーの美味しさもお店の立派な売りになっています。

 

そこでスイーツメニューを堪能するも良し、次の観光スポットについて予習するも良しなお店です。

休憩ではなく、本格的な食事を考えているならば間違いなく満足するレストランです。

 

ランチタイムから夜までスルー営業なので、観光のペースに合わせて使える点も嬉しいですね。

和食メニューですが、ボリュームは様々ですからお腹の空き加減に合わせて選べます。

 

妙心寺周辺のおすすめ宿・ホテル

花園会館

宿坊に泊まることもできますが、もう少し気楽に宿泊したいと考えるなら、花園会館がいいでしょう。

 

南総門の脇にあるので、妙心寺をゆっくり見た後に難なくチェックインできるのが一番の魅力かもしれません。

食事つきのプランも充実し、鵜飼見学込のプランは欲張りな女性に人気です。

 

もちろん、広々とした大浴場もあるので歩き疲れた身体をのんびり癒せます。

シングルルームもあるので一人旅の人にも、久々の女子会旅だからみんな一緒に泊まりたい人にも最適です。

 

和み侍円町

和み侍円町は、建物丸ごとを貸しきるので気楽な滞在ができる宿です。

だからお部屋を広々と使えるのが醍醐味。

 

食事の時間などで縛られることもないので、勝手気ままに過ごせます。

新しいから清々しい身持ち良さが感じられる点も女子達の好感度アップに繋がっています。

 

ミニキッチン、電子レンジが使えるのでパーティ気分で過ごすことも可能。

和の空間ながらもオシャレな時間が流れます。

 

京のやど卯乃花

京のやど卯乃花は、おもてなし自慢のホテルです。

 

心からの歓迎をしてくれるので、自ずと滞在が満ち足りたものへとなります。

口コミでは、清潔感があること、宿のご主人の心遣いがポイントになっている様子です。

 

京都の繁華街からは離れていますが、人々の住んでいる息遣いを心静かに感じてみてください。

 

妙心寺まとめ

妙心寺エリアで過ごす際のキーワードは、「普段通り」がピッタリです。

体裁を整える必要もなく、もったいぶる必要もない。

気構えなく、普段通りの気持ちで訪れるのがいかにもマッチするエリアです。

 

近年は女性の一人旅も人気がありますが、その際に是非ともオススメします。

気の向くままに足の向くままに制約無き自由な時間を過ごしてみませんか。

 

心が素の状態に解き放たれて、再び「がんばりスイッチ」をオンするパワーを授けてくれることでしょう。