京都の本願寺は秀吉の栄華を偲ぶ豪華な内装

京都本願寺

本願寺のご紹介

本願寺は西本願寺とも言われる寺で、浄土真宗本願寺派の本山でもあります。

 

この浄土真宗本願寺派の拠点は、元々山科や石山にあったのですが、織田信長と本願寺との全面戦争である石山合戦の結果、紀伊や大阪の天満などを経て、この六条堀川に移ることになりました。

これが、本願寺の始まりとなります。

なので、本願寺は歴史のある寺の中では新参者ということになりますが、それでもこの寺には400年を超える歴史があり、数多くの国宝が鎮座しています。

 

その中でも特に有名なのは、御影堂と阿弥陀堂、そして唐門です。

 

御影堂は、1636年に再建された建物で、浄土真宗の開祖である親鸞聖人の像が安置されている場所です。

それだけでなく、本願寺歴代指導者の御影まで並べられている、本願寺の中枢とも言える場所です。

阿弥陀堂は、阿弥陀如来の木像や聖徳太子の像など、いくつもの像が安置されている場所で、こちらは1760年に再建されました。

 

この2つのお堂こそ、本願寺のキモといえる場所ですが、それ以外にも本願寺には有名な場所があります。

それは、唐門と呼ばれる立派な門です。

この門は、寺の門とは思えないほど、立派で派手な門です。

なぜこんなに派手なのか、それにはちゃんとした理由があります。

 

それは、唐門が太閤秀吉の居城であった伏見城の遺構だからです。

あの派手好きな太閤秀吉の城から移築されたものなら、これだけ派手なのもうなずけます。

 

唐門が、この本願寺にやってきた説は諸説ありますので、本当にこの門が伏見城の遺構なのか、まだ歴史的に証明されたわけではありませんが、そう考えてもおかしくないほど、立派な門であることは間違いありません。

なので、本願寺に来たなら、この唐門と2つのお堂は見ておくべきでしょう。

 

それ以外にも、本願寺には対面所と呼ばれる巨大な大広間、雁の間、菊の間、雀の間といわれる、立派な絵が部屋一面に描かれている部屋、本願寺の歴代指導者が執務室とした黒書院、3階建の美しい建物である飛雲閣ととにかく多くの国宝があります。

国宝だらけの寺だと言っても、過言ではないでしょう。

 

古都京都の文化財のひとつとして、世界遺産に登録されているだけの事はあります。

京都にたくさんある寺社仏閣のなかでも、最高レベルの寺である事は疑いの余地がないでしょう。

 

ちなみに、この本願寺は金閣寺などと違い、拝観料がいりません。

なので、財布に優しいお寺だと言えます。

 

本願寺周辺のおすすめグルメ

本願寺周辺のおすすめグルメと言えば、京ちゃばな京都駅前店です。

 

この店の売りは、少し変わったお好み焼き店である点にあります。

お好み焼きといえば、わりと重めの料理であるイメージがありますが、この京ちゃばなのお好み焼きは軽いです。

 

とまとやアボガドなどをお好み焼きに入れるので、野菜感覚でお好み焼きを食べることが出来ます。

他にもシーザーサラダや焼きそばなど、色々な一品料理があるので、お好み焼きが苦手な人でも、問題なく食事を取ることができます。

 

野菜とお好み焼きが混ざった、新感覚のお好み焼きを食べたいなら、ぜひ、この京ちゃばな京都駅前店に行くべきでしょう。

 

本願寺周辺のおすすめホテル

京の宿しみず

本願寺近辺にあるホテルの中でオススメ出来るホテルと言えば、京の宿しみずです。

 

この宿の売りは、西本願寺がすぐそこにある交通アクセスのよさと、全ての部屋に風呂がある点の2つです。

この旅館は、西本願寺から徒歩3分ほど、京都駅にも10分あれば余裕でたどりつける場所にあるので、東西両本願寺に行くにも、京都タワーに行くにも、東寺にいくにも、大変便利です。

京都観光、京都寺院めぐりをするなら、これだけ便利な場所にある宿はそうないでしょう。

 

それだけでもこの宿に泊まる動機になるといえますが、この宿の売りはそれだけではありません。

 

なんとこの宿、全ての部屋に風呂があるのです。

全ての部屋に風呂が備え付けられているので、まるで自宅にいるかのように、落ち着いて風呂に入ることが出来ます。

さらに、貸し切り可能な家族風呂まで、完備されているのです。

風呂に関しては、完璧な宿といっても過言ではないでしょう。

 

そんな京の宿しみずの宿泊費は、1万2千円から1万8千円ほどになります。

これは2人部屋、3人部屋の値段なので、2人、3人で部屋に泊まるならかなり安く泊まることが出来ます。

その点で、コスパが良い宿だという事も出来るでしょう。

 

本願寺まとめ

京都でも5本の指に入る国宝だらけの大寺院、それが本願寺です。

 

その寺院の威容は、京都でも屈指の出来です。

かつて石山合戦で織田信長と戦っただけのことはあります。

太閤秀吉が作った桃山文化の影響を受けているこの寺は、寺としては派手なところがありますが、そこが、他の寺にはない本願寺独自の魅力です。

 

特に、桃山文化の象徴ともいえる唐門は、何度見ても見飽きないほど、華麗な門です。

この門が伏見城の遺構だといわれている理由が、理屈ではなく感覚でわかります。

 

それほど素晴らしい門である唐門を筆頭に、京都を代表するいくつもの国宝がある寺、それが本願寺です。

京都に来たなら、一度は行ってみるべきでしょう。