時宗長楽寺とは?その特徴
京都府の時宗長楽寺は、京都市の東山区にある、時宗の寺院となります。
山号は黄台山であり、本尊は准胝観音となります。
洛陽三十三所観音霊場第7番札所となっています。
こちらの長楽寺は、京都市の東山区の中でも、祇園町の近くであり、祇園の賑わいから、わずか徒歩5分という場所に位置しています。
京都の河原町から約徒歩20分程度、京都の市バスでは、祇園下車後、円山公園奥まで徒歩10分程度となります。
円山公園の少し奥に、長楽寺は位置しています。
街の雑踏から少し奥に入り、静寂さが漂う場所にありますが、祇園や東山から徒歩でアクセスが可能ですので、観光地としても人気のスポットです。
古来よりも、こちらの長楽寺は、「洛中随一絶景の霊地」として、景勝をめでられてきました。
文人墨客などにたたえられ、文や詩、また詩などでもよく詠まれています。
その有名なところで、今昔物語や、西行法師による山家集、そして平家物語といった、主に平安時代より昔の有名な古典などに記されているのです。
また、長楽寺山は、三十六峰の中でもその中心にあたり、山頂では、将軍である、坂上田村麻呂を祀り、京都の人々に崇められてきた歴史があります。
江戸時代には、有名な文人である、頼山陽がしぐれの紅葉を詠み、当山に葬られているという歴史があります。
こちらの長楽寺は、史跡の名称として、京都の四季折々の美しい自然を楽しむことができます。
特に秋の紅葉は、京都の名所として隠れる穴場スポットとしても知られています。
境内にある相阿弥作の園池は、室町時代、 有名な相阿弥が、足利八代将軍義政による命令により、銀閣寺の庭を造る際の試作として作ったといわれており、大変立派な庭園となります。
東山を苑内に取り入れ、そして湧き出る滝の水を落とし、延池とし、素晴らしい自然の趣を感じることができます。
長楽寺の本堂周辺は、モミジの名所としても有名であり、梵鐘は明暦三年に鋳造されました。
その音は、長楽寺の鐘として親しまれてきました。
戦時中には供出されることになり、その後昭和31年に再建し、今現在に至ります。
毎年、除夜の鐘として、全国に中継されていたこともあります。
一般の方もこちらの鐘を突くことが可能となっています。
長楽寺周辺のグルメスポット
和食美濃幸
長楽寺の観光の際には、ぜひ味わいたいグルメのお店が、「和食美濃幸」です。
こちらのお店は、バス停祇園下車徒歩3分という便利な場所に位置しているため、長楽寺の観光の際にも訪れることができます。
こちらの和食美濃幸の目玉として、茶道の心にふれることができる、茶箱弁当があります。
美濃幸の茶箱弁当の中には、茶道具一式が入っています。
抹茶椀にか茶布筒、そして棗、干菓子など、それを会席料理の器として生かされています。
また、床の間でゆったりとランチを味わうことができるほか、庭園を眺めることができます。
茶の精神を楽しむことができ、京都ならではのゆったりとした空間を堪能することができるでしょう。
夜には、風流懐石があり、本格的な茶懐石料理を堪能することができます。
お店は予約をすることがベターですが、一週間前に相談をすることで、舞妓さんや芸子さんを呼ぶことも可能となっています。
長楽寺周辺のおすすめのホテル
京都東山長楽寺宿坊 遊行庵
こちらの「長楽寺宿坊遊行庵」は、長楽寺の観光には最適なホテルとなっています。
京都東山の祇園に位置しており、長楽寺から約徒歩5分の八坂神社からの斜めにあり、長楽寺からのアクセスが大変良いのが特徴です。
また、祇園などにも近いため、その他の京都市内の観光の拠点としても最適です。
女性の一人旅を歓迎しており、中高年の女性グループの方などにも人気の宿坊です。
朝食には朝がゆなどが提供され、健康を考えた、女性に優しいヘルシーメニューなどが人気となっています。
宿泊者の方が、いつでも自由に使うことができる読経や写経室などが設けられ、さらには二階には書籍類などが豊富ない行為の場があるのも特徴です。
京都観光などに役立つ書籍も多数ありますので、観光の際にも役立てることができます。
便利な京都の観光の中心に位置しているのにもかかわらず、宿泊料金が8千円~と大変リーズナブルであることも大きな魅力であり、おひとり様からのプランも豊富で、宿泊もおすすめです。
長楽寺まとめ
京都の長楽寺は京都の東山、祇園の円山公園近くに位置する、静寂なお寺となります。
平家物語のゆかりのお寺でもある長楽寺は、立派な庭園と苑池が魅力であり、京都ならではの四季折々の風景を楽しむことができるのが魅力です。
また、八坂神社などからのアクセスも良く、祇園の観光の際にもふと訪れることができる、魅力的な観光地としてしたしまれています。
周囲にはグルメスポットもあり、便利な宿泊ホテルもありますので紅葉の季節などにはぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。