奈良の岡寺は女性の厄除けで有名なお寺

奈良岡寺

真言宗岡寺をご紹介

奈良県にある岡山の中腹にある寺院で、正式名称は、東光院真珠院龍蓋寺という名前です。

 

御本尊は、如意輪観音座像で如意輪観音の中でも最古のものとして貴重な価値があり塑像としては、日本最大という事で重要文化財に指定されていて、体内仏と呼ばれる金銅半跏像は、白鳳の様式を示しています。

 

この、如意輪観音様は昔から厄除けの観音様として知られているそうですよ。

西国三十三所観音霊場の第7番札所になります。

 

創建は、およそ1300年前に天智天皇の勅願により建立されたと言われています。

日本で最初の厄除け寺だという事で、そのご利益は素晴らしい評判で遠方から来られない方のために郵送でもお守りなどが買えるそうです。

 

厄除けの信仰が始まったのには、由来がありその昔、田畑を荒らし人々を苦しめていた悪い龍がいたのですが、この寺を創建した義淵僧正が法力で悪龍を池の中に閉じ込め大きな石で蓋をしました。

 

龍は自分の罪を認めて改心し善い龍になったとのことです。

これが寺の正式名称である龍蓋寺の由来であり、悪龍の厄難を取り除いた事から厄除け信仰が始まりました。

 

参道に入ると、300メートルほどの急な坂道を登ります。

結構急なので良い運動になります。

渋みのある仁王門が見えてきますが、三間一戸、入母屋造、本瓦葺の楼門です。

正面の両脇には仁王像が安置されていて本殿を護っています。

 

仁王門をくぐると今度は石段があります。

そこを登ると本堂のある広場に着きます。

何とも美しい庭園が広がっています。

まさに、日本の庭という感じでその景色にしばらく見とれてしまいそうになります。

 

その西側には、大師堂という小さなお堂がありますが、弘法大師空海を祀っています。

幼少期の姿である、稚児大師像や修行していた頃の姿の修行大師像があります。

 

稚児大師像を撫でると子供の健康にご利益があり、修行大師像の足を撫でると足腰の健康にご利益があると言われているので多くの参拝客が像を撫でています。

 

鐘楼堂にある鐘は自由につくことが出来厄除けの鐘としても知られていますが、実は中央付近に穴が7つ開いていているんです。

これは、戦争中に供出のために鐘の材質を調べるために開けられたそうで結果的には、素材に適していなく溶解されずに済みましたので現在も鐘の音色を響かせることが出来ます。

そのことから、厄除けだけではなく平和を祈る鐘という意味もあるんですよ。

 

岡寺周辺のおススメのグルメ

めんどや

飛鳥鍋という鍋が楽しめるお店です。

1400年前に唐からやってきた人がこの地に広めたとされている鍋で牛乳で鶏肉を炊いて食べるという珍しいお料理です。

 

実際は、牛乳にお出しが入っているのですが肉の臭みを消すと言われる牛乳で炊くことによりより一層鶏肉を美味しくいただけるようです。

ゴマ豆腐やお酢が強めで美味しい古代米の柿の葉寿司などを楽しめます。

 

飛鳥鍋の最後は締めのうどんで決まりですよ。

古代の味を楽しめるめんどやさんおすすめですよ。

 

コッコロカフェ

天井が高く気持ちのいい空間が広がります。

生パスタやカレーなどの本格的なカフェメニューもありますが、ケーキとコーヒーのセットが女性に大人気ですよ。

特に、バナナケーキは、20年変わらない味だそうで上品な甘さが美味しいケーキです。

 

岡寺周辺のおススメのお宿

井谷屋

天然温泉が楽しめる旅館で、温泉は地下600メートルより噴出しています。

千人風呂では、良質の温泉を抜群の羨望とともに楽しめるので旅の疲れをゆっくりとほぐすことが出来ます。

 

緑あふれる窓からの景色を楽しめるお部屋でゆっくりとした時を過ごして贅沢なひと時を過ごすことが出来ます。

部屋もとても広く、御料理も季節の旬の食材を使用した大変美しいそして美味しいお料理がいただけます。

朝食に出る茶粥もとても美味しく優しい味です。

 

多武峰観光ホテル

雄大な自然に囲まれたホテルで、お部屋からは緑が見え清々しい空気に心も身体も癒されますよ。

 

御料理も色とりどりの旬の食材で作る奈良の味覚が味わえます。

名物義経鍋は大和観光料理百選1位に選ばれる絶品のお味です。

五種類の肉は焼いて甘いたれで頂きます。

野菜は煮込んでポン酢で食べますが、とてもおいしく栄養満点なんです。

 

旅の疲れは、四季の羨望を楽しめる大浴場でのんびりとすることで癒されて行きますよ。

 

岡寺まとめ

真言宗岡寺は、開祖である義淵僧正にまつわる数々の逸話が残されている寺院です。

この方は、法相宗の祖としても、後世の弘法大師にまで思想的な影響を与えました。

物凄く才能あふれる人物だったようで沢山の人々に尊崇されていたようです。

 

寺院は、飛鳥でも数少ない紅葉の名所でもあり、三重宝塔の周辺や本堂の奥、奥の院から境内を一周できる岡寺参道には沢山の紅葉があり秋には一斉に赤く染まりもみじのトンネルの様になります。

 

シャクナゲも沢山植えられていてその数3000株にもなります。

4月中旬から5月ゴールデンウィーク辺りには鮮やかなピンク色が境内を彩りとても美しい景色が見られます。

厄除けをお参りしたら是非この自然の美しさにも注目してみてくださいね。