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真言宗 般若寺について
奈良県の般若寺（はんにゃじ）は、奈良県の奈良市の北部、奈良坂に位置している、真言宗の寺院となります。
山号は法性山であり、そして本尊は文殊菩薩となります。
別名はコスモス寺の名で知られており、コスモス寺という名前で親しまれています。
こちらの奈良県の般若寺は東大寺大仏殿、また正倉院の北方、奈良坂と呼ばれている、上り坂を登り切った場所に位置しています。
般若寺の門前を南北に通っている道は、「京街道」と呼ばれており、奈良県の大和と京都府の山城結んでいる、古来からの重要な道として歴史のある道になります。
この道はまた、平城京の東端を南北に通った東七坊大路の延長となっています。
こちらの般若寺の創建事情、そして、時期についてですが、実は正史に記載がないため、創立者についても所説はありますが、正確なところは現在でも不明となっています。
しかし、般若寺の境内からは奈良時代の古瓦があり、昔からこの地に寺院が存在していたということははっきりとわかっています。
寺伝では舒明天皇元年（629年）、高句麗の僧である、慧灌の創建とされており、その後、天平7年（735年）に、聖武天皇が伽藍を建立、その後十三重石塔を建て、天皇自筆である、大般若経を安置した、とされていますが、これを裏付けている史料はありませんので、あくまでも所説にすぎません。
また、ほかの説によると、白雉5年（654年）に、蘇我日向臣が孝徳天皇の病気の治療のため創建したともされています。
このほかにも数多くの諸説があるため、はっきりとわかってはいない状態です。
信頼できる史料においての、「般若寺」の初出は、天平14年（742年）10月3日付である、「金光明寺写経所牒」であるとされています。
しかし、こちらは、今の奈良県香芝市にある、あった片岡寺を指すという説もああります。
平安時代末ごろの歴史も定かではなく、東大寺、興福寺とともに、焼き落ち、その後廃寺同然となっていたといわれています。
その後、鎌倉時代に入り再興が進められ、寺のシンボルとも言える十三重石塔は、僧・良恵により建立されました。
その後西大寺の僧・叡尊により、本尊や伽藍の復興が行われました。
般若寺の位置している、奈良市街北方地域ですが、中世には当時「非人」と呼ばれていた、病者や、貧者などの住む地域であり、般若寺の近くには、ハンセン病などの不治の病の人などを収容施設があったことでも有名です。
戦国時代には、火災により主要伽藍を焼失しました。
寺は荒れ果て、明治初期には甚大な被害を受けたといわれています。
しかし、第二次世界大戦後に、修理が行われ、境内も整備され、現在にいたっています。
般若寺周辺のおすすめグルメ
植村牧場カフェレストランいちづ
こちらの上村牧場カフェレストランいちづは、近鉄奈良駅からもおよそ1キロと近く、さらに般若寺からも徒歩数分の距離ということで、お寺の観光の際にはぜひ立ち寄りたい人気のカフェレストランです。
美味しい料理、美味しいデザートには定評があり、夜も予約営業を行っています。
シェフの特製コース料理には定評があり、上村牧場の中にあるカフェということで、牧場の牛たちを眺めながら、ゆったりと美味しいお食事を楽しむことができるレストランです。
店内は落ち着いた雰囲気で、牛舎を眺めながら味わうランチは格別です。
日替わりランチは数種類の中から選ぶことができ、気分で選ぶことができるのもうれしいですね。
また、 ゴーヤサラダはほろ苦く、野菜カレーやハンバーグカレーなど、手作りの味を味わうことができます。
般若寺周辺のおすすめホテル
観光ホテル タマル
こちらの観光ホテルタマルは、般若寺の観光の際にもおすすめのホテルとなります。
場所は奈良県の奈良公園に隣接しており、東大寺へも徒歩５分というアクセスの良さです。
奈良県に訪れた際には観光の拠点、ビジネスの拠点としてもよく利用されている観光ホテルです。
お料理では、奈良の郷土料理を盛り込んでいる、四季折々の食材を味わうことができる大和会席を味わうことができ、大浴場もあるのがうれしいところです。
また、和室の客室はとても広く、広々と使うことができます。
ファミリーでの宿泊にもおすすめです。
旅の疲れをゆったりと癒すことができるでしょう。
近鉄奈良駅よりも徒歩８分の距離ですが、無料駐車場もありますので、お車でも気軽にお越しいただくことができます。
般若寺まとめ
奈良県の般若寺は創建に関しては実はわかっていないことが多く不明な点も多々あります。
しかし、コスモス寺とも呼ばれる般若寺は、コスモスの名所とも知られ、秋には美しいコスモスが咲き乱れる風景を眺めることができるオススメスポットです。
周辺には奈良公園などもあり、観光スポットが多いため、ぜひ立ち寄って観光をしていただきたいお寺です。
