岐阜で参拝しておきたいパワーがもらえる神社10選

岐阜伊奈波神社

伊奈波神社

伊奈波神社(いなばじんじゃ)は1900年以上も前に五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)を主祭神として祀ったことに始まる古社です。

 

開拓の神であるため、国土開拓の戦勝祈願に御神徳があるとされています。

斉藤道三が稲葉山城築城の際、1539年に現在の地に遷座し稲葉城山城の鎮守として以来、岐阜の総産土神として崇敬を集め続けてきました。

 

初宮詣や七五三詣など子供の健やかな成長を祈願する参拝も多い神社です。

岐阜県屈指の桜の名所であり、4月の「岐阜まつり」では市内を練り歩いてきた山車や神輿が次々集まってくる様は圧巻です。

参拝者が年間でもっとも多い日になりますが、一見の価値はありますよ。

 

千代保稲荷神社

千代保稲荷神社は「おちょぼさん」の愛称で親しまれる稲荷神社です。

京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷とともに日本三大稲荷の一つと称され、季節を問わず多くの参拝者が訪れるお稲荷さんです。

創建は平安時代にさかのぼり、源義家の六男、義隆が分家する際、「先祖の御霊を千代に保て」と祖神と共に宝剣と義家の肖像画を受け賜わったのが始まりとされています。

 

御祭神に大祖大神、稲荷大神を祀り、諸売繁盛や縁結び、合格祈願などのご利益があるとされています。

境内ではお札やお守り等は一切ありませんが、おみくじは置かれているので参拝者の楽しみの一つになっています。

 

大垣八幡神社

岐阜大垣八幡神社

 

大垣八幡神社は1334年に東大寺の鎮護神である手向山八幡宮を歓請したのが創建の始まりとされており、その後現在の地に鎮座されました。

 

戦国時代には斉藤道三の兵火によって全焼しましたが、大垣城主の戸田氏鉄により再建され今に至ります

御祭神に応神天皇 神功皇后 比咩大神を祀り、大垣市の総鎮守として厚い信仰を集め今に至ります。

八方塞や厄払い、安産祈願や子供の健やかな成長に御神徳があります。

 

秋の七五三のシーズンでは、着飾った子供たちの姿が境内に眩しく映ります。

5月に行われる例祭の「大垣祭」は再建を祝したことが起源であり、13両のやまが勢揃いする様は圧巻です。

古式ゆかしい境内と躍動感あるやまを同時に楽しんでみるのも良いですよ。

 

安弘見神社

安弘見神社(あびろじんじゃ)は現在の中津川市に鎮座し昔から「木曽の大社」と称された神社ですが、明治時代に入って神仏分離令により「安弘見神社」と改号され今に至ります。

 

創建時期は不明ですが、主祭神に建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)を祀り、五穀豊穣祈願する「杵振り踊り(きねふりおどり)」や「花馬」が奉納されてきました。

 

約400~600年前から伝わる奉納の踊りで、全国から参拝者が訪れる春の風物詩として知られています。

寒さが厳しい中津川の冬ですが、真っ白い雪に彩られた境内は大変風情があります。

どこかピンと張りつめた雰囲気の境内は一見の価値がありますよ。

 

御首神社

御首神社(みくびじんじゃ)はかの平将門公を御神霊を主祭神として祀る神社です。

歴女にとっては一度は訪れてみたい神社でしょう。

 

約1000年前、天慶の乱を起こした平将門が京都でさらし首になったところ、あまりの故郷恋しさに首が関東へ戻ろうと飛び立ったという逸話は有名な話です。

美濃の国の国南神社に座す隼人神が放った神矢が飛び、将門の首を射落とした場所に建立されたのがこの御首神社です。

 

首上の諸祈願に御神徳があるとされ、学業成就の霊験あらたかで受験生のパワースポットとしても有名です。

資格試験を控えている女子なら参拝するとご利益アップ確実です。

 

出雲福徳神社

出雲福徳神社は知る人ぞ知る「金運のパワースポット」。

出雲神社から分霊し、昭和初期に創建された比較的新しい神社です。

 

大国主命(おおくにぬしのみこと)と事代主命(ことしろぬしのみこと)をはじめ4柱が祀られています。

大黒様と恵比寿様が主祭神なので、金運の神様としては最強タッグですね。

 

境内にある大黒様と恵比寿様のお腹をさすると宝くじが当たるとされ、金運上昇を祈願するため宝くじを握りしめて参拝する人の姿もちらほら…。

出雲大社の分霊なので縁結びや家内安全というご利益もあるのですが、断然「金運アップのパワースポット」として全国から注目を集めている神社です。

パワースポット好きの女子としては、縁結びと金運の両方叶えば最高ですよね。

 

長滝白山神社

長滝白山神社(ながたきはくさんじんじゃ)は、郡上市に鎮座し日本全国に分布する白山神社の中心となる神社です。

717年白山中宮長滝寺として創建されたことに始まり、日本三霊山の一つである白山信仰ゆかりの文化を今に伝えてきました。

 

明治の神仏分離令により「長滝城山神社」として分離し今に至ります。

どこかお寺の雰囲気が残る境内は、心安らぐ気が溢れています。

 

毎年5月に行われる「でででん祭り」は豊作や無病息災を祈願するお祭りは有名ですが、1月の「六日祭」は別名「花奪い祭」とも呼ばれ、古式ゆかしい延命(長寿)の舞から人柱を組んでつるされた花笠を奪い合う勇壮な「花奪い」となるため見ているだけでもスリリングなお祭りです。

 

治水神社

治水神社は水難酒や家内安全、交通安全といった防災祈願にご利益がある神社として知られています。

 

江戸時代に幕府勅命により行った木曽川の治水工事(宝暦治水)は多くの薩摩藩士が命を落とした大土木事業として歴史に残っています。

その責任を取り自害した薩摩藩家老の平田靱負(ひらたゆきえ)を主祭神に祭り、昭和13年に地元の人々の浄財によって建立された神社です。

 

境内の幕は薩摩藩島津家の家紋となっており、毎年4月と10月に工事の犠牲となった義士の慰霊祭が行われています。

緑豊かな境内は季節を問わず多くの参拝者が訪れる、人気の高い観光名所として知られています。

 

桜山八幡宮

桜山八幡宮は、日本書紀にその創祀が記されている由緒ある八幡宮です。

 

飛騨山中に現れた凶賊を討伐するために使わされた難波根子武振熊命(なにわのねこたけふるくまのみこと)が先代の応神天皇を祀り、戦勝祈願したのが始まりとされています。

歴史の大きなうねりの中で荒廃した時期があったものの、1623年、高山領主金森氏が氏神として社殿を再興して以来、氏子から代々厚く崇敬されてきました。

 

全国的に有名な「秋の高山祭」では色鮮やかな屋台十一台が曳き出され、時代絵巻さながらの御神幸行列は荘厳で圧巻の迫力です。

境内では獅子舞や数々の奉納舞が披露され飽きることがありません。

紅葉を楽しみつつ、時空を超えた祭りの余韻にひたるのも秋の高山ならではと言えるでしょう。