茨城で参拝しておきたいパワーがもらえる神社10選

茨城鹿島神宮

鹿島神宮

鹿島神宮は、紀元前660年頃に創建された関東最古となる神社で、全国に点在する鹿島神社の総本山です。

 

祭神は、武神として有名なタケミカヅチノミコトで、多くの武士たちが信仰に訪れ、現在は門出を意味する鹿島立ちという言葉があるように、何かを始める時、特に勝負事にご利益があるとされています。

境内には、徳川二代将軍の秀忠によって奉納された社殿、徳川家康による奥宮など、歴史を感じる重要文化財が並び、日本最古の国宝である直刀など珍しい収蔵品も展示されています。

 

日本でも屈指のパワースポットとしても有名で、オオナマズによる地震を抑える要石や美しい湧き水の御手洗池は、不思議な力が宿る場所と言われています。

国家である君が代に登場するさざれ石も存在し、非常に見どころが多い神社です。

 

大洗磯前神社

茨城大洗磯前神社

 

大洗磯前神社は、オオナムチノミコトとスクナヒコナノミコトの2柱が祀られています。

大洗磯前神社には、関東でも最大となる大鳥居や海の上に佇む神磯の鳥居があります。

 

見どころとなっている神磯の鳥居では、夕暮れ時になると美しい夕日をバックにした鳥居が浮かび、幻想的な景色を見る事ができます。

 

大洗町は、アニメのガールズパンツァーの聖地にもなっているため、大洗磯前神社でもアニメをモチーフにした絵馬などがあり、神社好きな方だけではなく、アニメファンの間でも注目されているスポットです。

大洗水族館、那珂湊市場、大洗アウトレットといった観光スポットとも近いため、旅行やレジャーと一緒に巡れる神社です。

 

筑波山神社

茨城筑波山神社

 

西の富士、東の筑波と呼ばれる関東の霊峰である筑波山を御神体にした筑波山神社は、3000年の歴史を誇る神社です。

筑波山には、男体山と女体山の2つの峰があり、両峰に二神が祀られています。

 

登山をする事で、母の胎内くぐり、弁慶の七戻り、大仏岩など、ユニークな岩を見る事ができますが、体力的に登山が難しい方は、有料のケーブルカーを利用すれば、気軽に神社近くまで足を運ぶ事ができます。

 

山の中腹には拝殿もあり、縁結びや夫婦円満のご利益があるとされる恋愛成就のパワースポットとなっています。

土日や連休などには、筑波山の名産品となっているガマ油の売り口上が見れる事もあります。

中腹までは、車やバスで上る事ができます。

 

笠間稲荷神社

茨城笠間稲荷

 

笠間稲荷神社は、日本三大稲荷神社の1つでウカノミタマノカミが祀られています。

創建されてから1300年以上の歴史があり、年間350万人もの人々が訪れます。

 

初詣は県内でも随一の参拝者数を誇り、坂本九さんが結婚式を行った神社としても知られています。

 

五穀豊穣や商売繁盛のご利益があり、一の鳥居、二の鳥居をくぐると神使の白狐が出迎えてくれます。

境内には、天然記念物に指定されている樹齢400年にも及ぶ藤が2株あり、5月頃には美しい藤の花が見ごろを迎えます。

拝殿右側には、食べ物の神様である大黒天が祀られ、本殿裏側にも狐塚があり、沢山の狐様を見る事ができます。

 

常陸国 出雲大社

常陸国出雲大社は、島根県の出雲大社から分霊鎮座した神社で、農業や漁業、縁結び、商売繁盛など、幸運開運ご利益があります。

 

島根県の出雲大社と同じく、大社造りと言われる総ヒノキで作られた本殿があり、拝殿には長野県の諏訪神社と同じ様式で作られたしめ縄がかけられています。

長さ16メートル、重さ6トンにも及ぶしめ縄は、間近に見るとその大きさに圧倒されます。

 

境内には、食事処やガラス工芸品を販売する出雲館があり、ご当地グルメの常陸秋蕎麦を食べられます。

 

御岩神社

茨城御岩神社

 

日本最古の書である常陸国風土記にも登場し、古代から信仰されていたとされる御岩神社は、日本最強のパワースポットとも言われています。

その理由は、188柱もの神様が祀られ、御岩山全体がご神域となっており、古来では神々が棲む聖地とされてきました。

 

境内には、平成になって再建された大仁王門があり、阿吽像が並んでいます。

大仁王門を過ぎると天然記念物に指定されている三本杉があります。

天狗が住んでいたという伝説が残っているため、別名天狗杉とも呼ばれています。

 

表参道入口から高峰を目指していくと片道で約40分程度の時間がかかります。

時間がある方は、神秘的な御岩山の登拝もおすすめですが、15時以降の入山が禁止のため、早めの時間帯に訪れるようにしましょう。

 

息栖神社

茨城息栖神社

 

息栖神社は、茨城県の鹿島神宮、千葉県の香取神宮に並ぶ東国三社の1つです。

地図上で鹿島神社、香取神社、息栖神社を線で結ぶとキレイな二等辺三角形のトライアングルが浮かびあがるため、三社はパワースポットの地としても有名です。

 

武神を祀り、スケールが大きい鹿島神宮と香取神宮に比べ、息栖神社は土地の守り神として趣のある雰囲気が特徴です。

天鳥舟と呼ばれる武神の乗り物が祀られ、御神体は井戸になります。

 

日本三霊水の忍潮井の泉が鳥居の下から湧き出ており、男性が女瓶、女性が男瓶の水を飲むと男女が結ばれるという言い伝えがあり、カップルで訪れた方はご利益にあやかりたいところです。

境内には、祭りの際に男性たちが力比べをしたとされる体と精神を鍛える力石や松尾芭蕉の句俳があり、静かで落ち着きがある神社です。

 

八坂神社

京都が総本社となる八坂神社は、茨城県内には守谷市や竜ケ崎市にも点在していますが、見どころとしておすすめなのが取手市の総鎮守である八坂神社です。

 

取手市の八坂神社は、寛永3年に創建され、スサノオミコトが祀られています。

本殿は取手市の指定文化財となっており、社殿に最も近い灯篭は、1743年と刻まれており、その長い歴史を感じさせる佇まいです。

 

本殿に施された透かし彫りと言われる高度な技術が必要である精巧に施された彫刻が素晴らしく、厄除け、交通安全、縁結びなど、各種ご利益がありますが、彫刻を見るために遠方から訪れる人もいるほどです。

8月の夏の時期には、関東三大神輿と呼ばれる祭が毎年開催され、関東屈指の荒神輿は迫力満点です。

 

吉田神社

水戸市にある吉田神社は、ヤマトタケルノミコトが御祭神として祀られています。

境内には、学問の神様である菅原道真を祀る天満宮やヤマトタケルが訪れた歴史を物語る三角遺跡が残されています。

 

かつて吉田神社は、海に面した神社であった事から、鳥居をくぐると長い階段の先に拝殿があります。

印象的な朱色の灯篭の中、階段を上がっていくと推定樹齢200~300年にもなる立派なケヤキの木があり、魔除けの意味合いがあるとされてきました。

 

2月には節分、10月には水戸市指定無形民俗文化財に指定された秋季祭礼が開催されるなど、年中行事も盛んなので、祭りの期間中は多くの人で賑わいます。

 

水戸八幡宮

茨城水戸八幡宮

 

水戸八幡宮は、1592年に佐竹義宣公によって創建され、諸難避け、交通安全、家内安全などのご利益があり、守り神のパワースポットとされる神社です。

 

水戸市内は、戦災によって町全体が焼失してしまいましたが、水戸八幡宮は戦災を免れているため、境内には火伏せの神様であるザナギ・イザナミの二神が祀られ、歴史ある文化財も残っています。

 

佐竹氏が奉納されたとされる茨城県指定有形文化財の黒韋肩浅葱糸威筋兜や烏帽子形兜など、室町時代の貴重な品は社宝となっています。

国指定重要文化財の本殿には、建設当時の姿が復元されており、豪華絢爛な彫刻や彩色の美しさが目を惹きます。

天然記念物の樹齢800年にもなるオハツキイチョウも見どころです。