広島で参拝しておきたいパワーがもらえる神社10選

広島県厳島神社

嚴島神社

大胆かつ独創的、鮮やかな朱塗りの社殿の建築美で世界にも知られる、日本屈指の名社です。

海上に建つ朱塗りの大鳥居は日本大鳥居の一つであり、「安芸の宮島」とも称される日本三景の一つです。

早々に世界遺産としても登録されています。

 

平清盛によって建立されたと思われがちですが、その創建ははるかに古く593年に有力豪族が社殿造営の神託を受け御笠浜に市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀る社殿を創建したことに始まると伝えられています。

 

島全体が強力なパワースポットとしても知られており、社殿だけでなく島を散策するだけでも大きなご利益が授かるといわれています。

日本人ならば一度は訪れるべきスポットですね。

 

広島護国神社

明治維新の戊申戦争で戦死した藩士を祀り「水草神社」として130年前に建立したことが始まりとされています。

原爆投下前までは安芸藩士の英霊を御祭神として祀っていましたが、原爆投下によって犠牲となった動員学徒や女子挺身隊加え約9万2千柱を祀る神社です。

 

原爆により大鳥居以外は焼失してしまいましたが、現在の広島城跡公園に大鳥居を移設再建され、今に至ります。

市街地にあるとは思えない程静寂に包まれた境内は、慰霊の祈りに満ち全国から多くの参拝者が訪れます。

 

無病息災や家内安全、合格祈願や交通安全などにご利益があり、初詣は県内随一の参拝者数を誇ります。

 

亀山神社

現在呉市清水の高台に鎮座する神社で、703年入船山に遷座したことに始まります。

帯中津日子命(たらしなかつひこのみこと)、息長帯日売命(おきながたらひめのみこと)、品陀和気命(ほんだわけのみこと)を主祭神、他八幡神を祀り、この地の氏神様として代々崇敬される神社です。

 

呉では随一の初詣参拝数を誇ります。

農作収穫の感謝を奉納する秋祭りには鬼瓦を被った「やぶ」と呼ばれる神様の使いが登場し、お神輿の道案内をします。

 

この神社、呉特有のお使いの化身とされています。

また「鬼瓦(やぶ瓦)」は家の魔除けとされており、ご利益を授かりたい人は玄関にぜひ飾ってみましょう。

 

糸碕神社

729年に応神天皇の産髪を祀ったことにより創建された広島県最古の神社とされています。

鎮座する三原市糸崎はその昔「長井の浦」とも呼ばれ万葉集にも詠まれたほど。

 

御祭神の1柱でもある神功皇后が長井の浦に船をつないだ際に井戸の水を求めたことに因んで長井の浦は「井戸崎」とも呼ばれるようになり、地名にの起とも伝えられています。

 

境内には今もこの井戸が残っています。

宮中に戻った神功皇后はその後応神天皇を生んだという伝説により子授・安産の御神徳があるとされています。

どこか優しい気が漂う境内は御祭神によるものかもしれませんね。

本殿の横の樹齢500年以上の楠の大木は迫力あります。

 

三原八幡宮

1510年にこの地一帯の総氏神として、比大神、応神天皇、神功皇后を御祭神として祀り建立された神社です。

その後、小早川隆景によって現在の地に遷座されました。

 

その昔、雄略天皇がこの地に御幸の祭には、時雨のような様の枝ぶりがあまりの美しく、思わず愛でられたことから「しぐれ松」として氏子に親しまれた松がありました。

松尾芭蕉もその松に因み「旅人と我名よばれむ初しぐれ」という一句を残しています。

 

春と秋に厄落としの「命の輪くぐり」設置され、御神酒が振る舞われるなど厄除けにご利益があります。

古代から桜の名所として人気の高い神社なので、できれば春に訪れてみましょう。

 

御調八幡宮

その美しい景観から「西の吉野」とも言われ、しだれ桜の名所として有名なスポットです。

 

戦国時代には豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に参拝に立ち寄り、楼門横の横に桜を手植えしたと伝えられています。

創建の始まりは769年にまでさかのぼり、和気清麻呂公が大隅国へ流された際、和気広虫姫はこの備後国に配流され宇佐八幡大神を勧請して円鏡を御神体として祀り、清麻呂の雪寃を祈願したとされています。

 

備後総鎮守、一宮神社として今なお氏子から崇敬を集めています。

境内には清流の八幡川が流れ、美しく豊かな自然の中に佇む宮の様はまるで絵に描いたよう。

四季折々に見せる美しさは県内随一と言えるでしょう。

 

草戸稲荷神社

福山市の芦田川沿いに建ち、鮮やかな朱色の本殿が一際目を引く稲荷神社です。

 

807年の開基した隣接する明王院の鎮守として芦田川の中州に鎮座していたが、幾度も洪水により流されたため、福山藩主の水野勝成によって福山城下が見渡せる現在の山の中腹に再建され今にその姿を残しています。

御祭神は保食神、宇加之魂神、大己貴神の三神、また境内には20社近い稲荷神社、八幡神社が祀られてます。

 

参道となる芦田川にかかる太鼓橋、鳥居、そして本殿い至るまで鮮やかな朱色に塗られた明媚さは中国地方唯一と言われています。

一度見たら忘れられないインパクトがありますよ。

商売繁盛や無病息災などのご利益を求め、初詣には県下2番目の参拝者数を誇っています。

 

清神社(すがじんじゃ)

鎌倉時代から吉田郡山の鎮守神として安芸毛利氏の代々の崇敬を受け、毛利氏ゆかりの神社としてその名を知られています。

 

日本書紀によると八岐大蛇退治に遣わされた須佐之男命(スサノオノミコト)を主祭神に、3柱の神々を祀っています退治祈願をした主祭神から、「受験や仕事に勝つ」と言った勝負運の御神徳がありとされているため、サッカーチームも必勝祈願で毎年参拝していることでもご利益の高さが伺えますね。

 

どちらかと言えば、落ち着いた雰囲気の社殿や境内を散策するとどこか自信が溢れてくる気がするので不思議です。

秘かなパワースポットとして、多くの参拝者が訪れる神社です。

 

豊国神社(千畳閣)

広島豊国神社(千畳閣)

 

宮島最大の大経堂であり、豊臣秀吉の命により1587年に建立した未完成のままのあり続ける神社です。

厳島神社の影に隠れそのスケールの大きさの割にはあまり知られていません。

 

重要文化財である朱色の五重塔は唐様に和様を調和させた見事な美しく一際目を引くのですぐに分かりますが、一方で同様に重要文化財人の千畳閣は色合いも地味であまり目立たない建物なのですがとても味がある建造物です。

 

厳島神社の隣とはいえ高台に鎮座しているため、厳島神社を一望できるのは参拝した人だけのご褒美と言ったところ。

境内にある樹齢1000を超える杉の木はパワーを秘めた杉として参拝者が必ず触れていく大木です。

宮島に来たら忘れずに参拝してみるとよいですよ。

 

久井稲生神社(くいいなりじんじゃ)

伏見稲荷大社の分霊としては国内最古の神社です。

1575、戦国時代になり混乱する西国の統一を果たした毛利元就が本殿を造営し、その3年後には、小早川景隆によって社殿を造営したとされています。

 

毛利家は代々神仏への崇敬が厚く、手厚く保護してきたといえます。

お稲荷さんだけに、商売繁盛や交通安全のご利益があるとされています。

 

久井稲生神社は広島県内唯一の「はだか祭り」が行われる神社です。

寒さ厳しい2月にも関わらず、ふんどし姿の男衆が白い息を吐きながら紅白の御福木を取り合える様は迫力そのもの。