熱田神宮
熱田神宮は伊勢神宮に次ぐ権威ある格式の高い神宮として有名です。
約1900年前、日本武尊(やまとたけるのみこと)の神剣で三種の神器の一つ草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を、妃の宮簀媛命(みやすひめのみこと)がこの熱田の地に祀ったのが創祀と言われています。
祭神は熱田大神、つまり草薙神剣であり、昔から「熱田さま」や「宮」と親しまれ信仰を集めてきました。
大きな鳥居をくぐると緑豊かな境内は、市街地にあるとは思えないほど静寂で玉砂利を歩く音だけが響く不思議な空間が広がります。
日本屈指のパワースポットとしても高い人気を誇ります。
城山八幡宮
城山八幡宮は「尾張の覇者」として名を残す織田信長の父、信秀の居城だった末森城跡に鎮座し、500年以上も前から階級を問わず信仰されている八幡信仰の社として崇敬を集めてきました。
譽田別命(ほんだわけのみこと)、息長帯比賣命(おきながたらしひめのみこと)、帯中津日子命(たらしなかつひこのみこと)を主祭神として8柱を祀り、武家守護神として厄除開運や交通安全、縁結び、安産守護など様々な御神徳があるとされています。
境内には、縁結びや夫婦円満の霊験ある「連理木(れんりぼく)」と呼ばれる御神木があり、今も多くのカップルが参拝しています。
金(こがね)神社
金(こがね)神社は名古屋三大天神とされる山田天満宮境内にある神社の一つです。
1746年に庶民の商売繁盛、金運や福徳円満の御神徳を祈願して奉祀されたとされています。
商売の神様である恵比須神をはじめ、大国主命、金山彦神・岐神を祀っています。
金明神の御神水でお金や財宝を洗い清めると金運招福、福徳福銭のご利益が戴けると伝えられています。
その御神徳が授かる銭洗い(黄金洗い)は、参拝の際に気軽に申し込むことができます。
宝くじを清めてもらうと高額当選するとの多くの口コミもありますので、当選したい人はぜひ清めもらうと良いでしょう。
真清田神社
真清田神社(ますみだじんじゃ)は尾張国一宮に位置付けられる古社で、鎮座する“一宮市”は社格に由来すると伝えられていることから、古くからこの土地の発展に関わり崇敬を集めてきたことが伺えます。
創建は尾張氏祖神である天火明命(あめのほあかりのみこと)を御祭神として祀ったことに始まると言われています。
時代を超えて朝廷、武家から厚く保護され、一宮市の氏神として今に至ります。
四季折々に神事行事が行われますが、春の「桃花祭」、夏の「輪くぐり」は特に有名で、無病息災を願う厄払いの神事です。
それぞれに趣が異なるので、神事に合わせて参拝するのもおすすめです。
砥鹿神社
砥鹿神社(とがじんじゃ)は8世紀初めに天武天皇の病を鎮めるために本茂山(本宮山)の神を迎えて里宮を創建された1300年もの歴史を持つ神社です。
里宮は大己貴命(おおなむちのみこと)を主祭神として祀り、「大国様」として親しまれています。
交通安全や厄難消徐、家運隆昌といった御神徳があるとされています。
本宮山は古代より神山として仰がれており、特に奥宮が鎮座する頂上付近は神域として豊かな自然が残りどこか神秘めいた雰囲気となっています。
1000年近い大木が林立している境内はまるで時が止まったよう。
癒しスポットとしてもおすすめです。
津島神社
津島神社は全国各地の天王社の総本社であり、戦国の覇者としてその名を轟かせた織田信長が氏神として崇敬していた由緒ある神社です。
御祭神は佐之男命(すさのおのみこと)で無病息災、厄除け、授福の御神徳があるとされています。
織田氏、豊臣氏、徳川氏家といった東海地方出身の武家から厚く信仰され、境内の楼門や本殿は寄進されたそのままの姿で残されており国の重要文化財に指定されています。
津島神社といえば天王まつりといわれるほど有名な宵祭りは、川面に映る提灯の美しさがとても荘厳で幻想的です。
「日本の三大川まつり」の一つです。
歴史好きの女子にはたまらない荘厳な神社ですよ。
伊文神社
伊文神社(いぶんじんじゃ)の歴史は9世紀にまでさかのぼり、八条院宮が渥美郡伊川津から現在の地に移したと伝えられる古い神社です。
主祭神に素盞嗚尊(すさのおのみこと)、相殿として大己貴命(おおなむちのみこと) 文徳天皇を祀り、西尾の産土神、総鎮守として信仰を集めてきました。
「伊文さん」や「祇園さん」と親しまれ、今も変わらず崇敬され厄除けや雷除けといった御神徳があるといわれています。
400年以上の歴史を持つ夏の風物詩「西尾祇園祭」は西尾のあらゆる厄を払う例祭で、渡御する神輿の下をくぐると病気にかからないとも伝えられています。
我こそはと思うツワモノはぜひ参加してみましょう。
尾張大國霊神社
尾張大國霊神社と聞けば毎年1月に行われる神事「国府宮はだか祭」。
ふんどし姿の男衆の壮絶な揉み合う姿は毎年ニュースでも大きく取り上げられていますね。
選ばれし福男に触れられれば厄落としができるという言い伝えが今なお残っているとおり、尾張大國霊神社の厄除け、農商業守護といった御神徳に起因するものとされています。
御祭神は尾張地方の祖神、尾張大國霊神(おわりおおくにたまのかみ)であり、尾張地方の総鎮守神、農商業守護神、厄除神として古くから崇敬されています。
境内には歴史ある拝殿や楼門が荘厳な姿のまま残っており一見の価値はあります。
静かなる境内を散策するのもオススメです。
鳳来山東照宮
鳳来山東照宮は樹齢数百年の杉木立が鬱蒼と茂る霊山「鳳来山」に鎮座する神社です。
三代将軍家光公によって造宮が命じられ、1651年落成時に紅葉山御殿に祭られていた「御宮殿」(厨子)と神体である「御神像」(神像)を祀ったことが始まりとされています。
日光・久能山と並ぶ三大東照宮の1社です。
もちろん、主祭神は徳川家康(東照大権現)。
家康誕生ゆかりの地として鳳来山に建立された東照宮は子授や安産の御神徳があるとされています。
静寂の中にたたずむ建造物は国の重要文化財に指定されて今なおその姿を残しています。
境内の静けさは神々しさとなり、心身を癒すスポットとなっています。
八幡神社
八幡神社は現在の知多市と東海市の境に鎮座し、寺本四か村の産土神、総鎮守として古くから信仰を集めてきました。
薬王山法海寺の鬼門鎮護のため創建されたと伝えられています。
「八幡さん」と通称で親しまれ、八幡の地名の起こりとも言われています。
主祭神に誉田別命(ほんだわけのみこと=応神天皇)を祀り、武勇の神様として崇敬されています。
戦国時代には度々焼失や破壊に見舞われそれ以前の記録が残っていませんが、八幡信仰は脈々と氏子によって受け継がれてきたと言えるでしょう。
毎年行われる神幸祭では江戸時代の屋形が氏子区域をくまなく巡りその祭りの姿を今に残しています。