新選組の兵法練習場として使われた京都の壬生寺

京都壬生寺

京都市中京区にある壬生寺についてご紹介

壬生寺は南都六宗の一つである律宗のお寺として有名です。

古くは991年、三井寺の快賢僧都が母の死去にともない、その御霊を供養するために創建されたと伝えられています。

 

そんな歴史から小三井寺と呼ばれていた時代もありますが、火災による焼失の後、1259年に再建されたと寺伝には残されています。

現在は御本尊として唐招提寺から移された延命地蔵菩薩立像をお祀りしています。

こちらは重要文化財指定となっています。

 

御本尊を参拝することにより得られる御利益としては次のようなことです。

女人泰産・身根具足・衆病悉除・寿命長遠・聡明智恵・財宝盈溢・衆人愛敬・穀米成就・神明加護・大菩提証。

 

難しい四字熟語が並びましたが、簡単に言えば、体に不自由なく病にかかっても治りやすく、元気な子を授かり、智恵に恵まれ、人からも愛され、財運に恵まれて食べるものにも困らず、神々の御加護を受けてお終いには極楽浄土へ行けるというものです。

 

これらは十益と呼ばれ、まさに無敵の御利益ですよね。

壬生寺を訪ねたら、誰もが間違いなく御本尊にお参りすることでしょう。

 

また他にも水掛け地蔵、子どもの夜泣き・病気平癒に御利益のあると信じられている夜泣き地蔵などのお地蔵さんをお祀りしていることから、壬生寺はお地蔵さんのお寺としても親しまれています。

お地蔵さんや石仏など、その数なんと約3千体というから驚きの数字ですね。

 

これらのお地蔵さんは地蔵盆の時季には出開帳といわれるお披露目をするのですが、主にお地蔵さんの無い地域への出開帳が多いため、一部ではレンタル地蔵などとも呼ばれています。

出開帳は地蔵信仰を広めるうえでも立派な伝統行事なのですね。

 

そしてここ壬生寺は新撰組ゆかりの地でもあります。

幕末の新撰組隊士の墓が境内東方の池の島に有り、壬生塚と呼ばれています。

近藤勇ほか10名の志士が祀られています。

壬生塚へは別途拝観料が必要ですが、歴史を知るには是非訪ねてほしい所でも有ります。

 

また、壬生寺とその歴史をより深く知るためには歴史資料室へのお立ち寄りもお奨めいたします。

こちらも別途入室料は必要ですが、仏像・天皇の拝領品など、いわゆる寺宝のほか新撰組についての資料なども展示してあります。

 

最寄り駅は阪急京都線大宮・京福電鉄四条大宮です。

京都の街中散歩とあわせて、お寺巡りするのも良いですね。

十益ある有り難い壬生寺へ、あなたもぜひお立ち寄りくださいね。

 

壬生寺周辺の美味しいグルメ

京料理 貴与次郎

こちらは、しっとりと大人の雰囲気漂う京料理店。

 

お昼のコースは湯豆腐・貴与次郎・ミニ会席と3種類の中から選べます。

それぞれにお値段もお料理のグレードも違いますが、大人女子の京都旅には似合いそうなお店です。

ぜひチェックしてみてくださいね。

 

エンボカ京都

こちらは京都らしい洒落た佇まいのピザのお店。

町屋イタリアンというネーミングもハマります。

 

古い日本家屋で食べる西洋的な本格ピザとのギャップに面白みを感じますね。

珍しいビールも飲めるので、ランチにもディナーにもお薦め出来るお店です。

 

壬生寺周辺のおススメ宿・ホテル

ヴィラージュ京都

阪急大宮駅下車すぐのホテルです。

お一人様向けの洋室から、6名グループまで利用出来る和室等、様々なタイプの客室を用意。

大浴場も完備しているのが嬉しいですね。

 

壬生寺めぐりの後、ゆっくりと疲れを癒せそうですよ。

 

スマイルホテル京都四条

阪急烏丸駅より徒歩5分。こちらも交通アクセス良好です。

コンビニも近くに有り、観光の拠点には良いですね。

なにより宿泊料金もリーズナブル。

 

宿代を抑えて、一つでも沢山の観光地を回りたい方やチョッと贅沢な食事をとお考えの方にも好評なホテルです。

バイキング形式の朝食も人気が有りますよ。

 

アークホテル京都 ルートインホテルズ

阪急大宮駅下車すぐ。

2014年に全室リニューアルされて以来、年数も浅いので綺麗なホテルです。

アメニティも充実していてユーザーからは好評です。

 

館内には京料理と洋食の二つのレストランもあり、ランチやディナーにもご利用頂けます。

朝食はバイキング形式で、和洋の種類豊富なメニューからお好きなものを選んでいただけます。

 

壬生寺まとめ

京都の壬生寺とその周辺についてご紹介いたしました。

壬生寺は、歴史と古刹巡りの好きな女性にはたまらない必見スポットでしたね。

 

最近は、京都街歩き・京都散歩マップ・京都歴史散策などとタイトルづけられた沢山のガイドブックも売られています。

京都は、まさに足で観てまわるのがお薦めの街です。

 

ご承知のように、街の中は碁盤の目のように美しく区画整理されているので道に迷うことも殆どありませんよ。

長く歩いても疲れないラクな靴でお出掛けくださいね。

 

良い景色をみて、美味しいものを食べて、ゆったりと寛ぐ宿がある。

全て揃っている京都は意外なほどにお安く旅出来る観光地でもあります。

 

今度のお休みに訪ねられてはいかがでしょうか。