天台宗 毘沙門堂門跡は、703年に文武天皇の勅願により、行基によって創建したと伝えられる安国院出雲寺が、毘沙門堂門跡の前身と言われています。
七福神のおひとりである、毘沙門天を本尊としています。
毘沙門天とは、四天王の一人で1体で祀られるときには、毘沙門天、四天王として4体で祀られるときには、多聞天と呼び名が変わります。
薄い布などではなく鎧をまとい靴を履いているのが特徴です。
四天王の中で北を護る役割があります。
一度は戦乱により荒廃したものの、何度か復興を試みられ、江戸時代に徳川家に3代仕えた天海僧侶が尽力したことで復興が進みました。
その後は、皇子や貴族が出家して従事する門跡寺院として栄えたことからこの名前で呼ばれるようになりました。
皇族や貴族階級の人が住職になる事も在ったため、沢山の使用人や武士が住んでいたために広大な敷地が広がっています。
山に抱かれた場所にある本堂へ行くには、かなり急な階段を登ります。
仁王像が迫力ある仁王門から境内へ入ります。
徳川家ともゆかりが深いこちらの寺院には、日光の東照宮を思わせる大変華やかな装飾が随所にちりばめられているのでそのあたりもじっくり見る価値があります。
毘沙門天は、商売繁盛や家内安全、長寿、勝運などの様々なご利益がある事で知られています。
境内には、沢山の見どころがあります。
樹齢150年を超える枝垂れ桜や四季折々の自然の美しさを見せてくれる晩翠園という庭園も観光としても大変有名で楽しめます。
この庭園は、回遊式庭園というものでぐるっと回りながら楽しむように造られています。
ゆっくりと散歩しながら美しい緑を見るのも心癒されるときです。
秋には、紅葉が地面を覆い尽くしてまるで赤いじゅうたんの上を歩いている様でその景色は圧巻です。
動く襖絵と天井龍も有名です。
宸殿内部の障壁画は、狩野益信という方の作品なのですが、その中にあるどの角度から見ても鑑賞者が中心になるという、逆遠近法を使用した動く襖絵が見れます。
描かれた人、そして鳥が今にも動き出しそうな感覚に陥ります。
霊殿の天井には描かれていますが、こちらも眼の向き、顔の角度が変化するのが面白く現代で言うとトリックアートの様なものかもしれませんね。
大変な技術力が無いとこの様な絵は描けないと思うので素晴らしい事です。
毘沙門堂門跡周辺のおススメグルメ
ブライトンキッチン
ホテルの中にあるレストランで、お魚、お肉などメインが選べてその他がバイキングスタイルというレストランです。
ランチメニューは、20種類の御料理、デザートが食べ放題です。
嬉しくて沢山食べ過ぎてしまいそうですよね。
週替わりの選べるメインディッシュが一人一皿付いているのが嬉しいです。
女子会などにも使用されるそうですよ。
更に豪華なお食事を楽しめるディナーバイキングも大変おススメです。
スイス菓子ローヌ 本店
以前テレビでも紹介されたチーズケーキが絶品のケーキ屋さんで2階は、カフェになっています。
カフェは、ヨーロピアンテイストのとても美しい雰囲気のお店で女性に喜ばれそうな雰囲気です。
出来立ての美味しさを1階のショーケースから選び食べられますよ。
毘沙門堂門跡周辺のおすすめのホテル
京都センチュリーホテル
87年の歴史を持つセンチュリーホテルが客室をリニューアルしました。
お部屋は様々なタイプから選ぶことが出来て、ガーデンスイートは、情緒ある庭に面した広々としたお部屋にシモンズ製の最高レベルのマットレスが使用されています。
最高に贅沢なひと時を過ごせますよね。
滞在するときに快適性を向上する一環としてバスルームとトイレが別になっているのも嬉しいですよね。
コンフォートスタンダードツインは、シックな色合いのお部屋に女性に嬉しいアメニティの数々があります。
生ローヤルゼリーとオリーブオイル配合のPOLAインバスシリーズを使用されているので乾燥しがちなホテルの滞在を艶のある髪に導いてくれますよ。
ホテル館内には、沢山の匠の味がいただけるレストランがあり京料理からフレンチ、鉄板焼き、スイーツまで楽しめちゃいます。
どこで食べようか迷ってしまいますよね。
ホテルと同時に朝食も生まれ変わりましたよ。
朝ごはんは、和洋中の豊富なラインナップが楽しめますよ。
京ふれんちトーストがおススメですよ。
身体に優しい豆乳に漬けこみ柔らかくしっとりとした味わいが楽しめ京の漬物、ベーコン、チーズを合わせた珍しいお料理ですが一見ミスマッチなのに不思議と一体感がとても美味な一品です。
是非お試しあれ。
サンドイッチもお好みのフィリングとブレッドで自分で好きなように作れるんですよ。
朝から贅沢過ぎる朝食にテンションもあがります。
毘沙門堂門跡まとめ
春には桜、秋には紅葉が楽しめる天台宗 毘沙門堂門跡は、晩翠園などもあり散歩しているだけでも素晴らしい眺めに嬉しくなるスポットです。
さすがの景色、実は、JRのそうだ京都へ行こうのポスターにも何度も使用されているんです。
CMなどでご覧になった方もいるのではないでしょうか。
境内にたどり着くまでには、急な石段があるので歩きやすい靴で訪れてくださいね。
だまし絵も実際に見るととても感動するのでぜひとも機会があれば訪れてみてくださいね。