奈良の法隆寺は飛鳥時代を感じる世界最古の木造建築群

奈良法隆寺

皆さんは奈良と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか。

古刹、五重の塔、鹿など観光案内のパンフレットやポスターで見かけるようなお寺のある風景ではないでしょうか。

 

そんな奈良で、有名な東大寺・薬師寺・唐招提寺と並ぶ名刹、斑鳩の法隆寺についてご紹介いたします。

 

法隆寺は生駒山地の南端近くに位置し、別名斑鳩寺とも呼ばれる聖徳宗の総本山であります。

創建は7世紀、社会科の教科書でもおなじみの聖徳太子ゆかりのお寺です。

そう、有名な夢殿があるのも、ここ法隆寺ですね。

 

そもそもの創建目的は、用明天皇が自身の病気平癒を願い、寺と仏像を作ることを誓願していましたが、志なかばで亡くなってしまいました。

その意志を受け継いだ聖徳太子と推古天皇がこの地に薬師如来像を祀る計画をしたことが始まりとされています。

 

以来1400年以上の時を経て、歴史と伝統を誇る寺として親しまれています。

法隆寺の金堂や五重の塔は現存する日本最古の木造建造物とされ、今日では世界文化遺産にも登録されています。

 

法隆寺では春夏秋冬に様々な行事が執り行われ、日本国内のみならず外国からも多数の参拝者が訪れています。

春には小会式とよばれる聖徳太子の命日法要がありますが、その頃になると枝垂れ桜の蕾も膨らみはじめ、4月の上旬には夢殿東側あたりでは満開のお花見が楽しめます。

また大講堂の西側にある桜が見ごたえあって評判の良いお花見スポットでもあります。

 

夏には、夏安居とよばれる修学の行事がありますが、この時期には同時に法隆寺夏季大学と題される講座も開かれ、広く一般からも受講者を募り、仏教や仏教史、仏教美術、仏教建築や考古についても学習する機会を設けています。

 

秋には、やはり紅葉が参拝者の目を楽しませてくれます。

11月下旬には紅葉もピークを迎え、境内のあちらこちらで絵になるスポットを見つけてはカメラに納める参拝者も見られます。

けれども、お寺は本来厳かな場所であることをお忘れないでくださいね。

撮影は許可された場所でのみ行うようにしてください。

 

冬の法隆寺もまた良いものですよ。

お正月に金堂や大講堂で行われる修正会の法要は法隆寺を代表する大切な行事の一つで、底冷えのするような寒さの中で灯明の揺らぐ様子を見ながら御香の香りに包まれていると身が引き締まる実感を得られるでしょう。

幽玄な世界を体験してみるには冬の法隆寺、お薦めですよ。

 

さらに2月には追儺式や涅槃会、3月には聖徳太子忌など大きな行事も多く、冬から春にかけてが法隆寺のもっとも忙しい時期かも知れませんね。

 

法隆寺周辺のおすすめグルメ

法隆寺参拝と同時に楽しめるグルメスポットをご紹介いたしましょう。

 

玄米庵

ここは斑鳩町にある自然派の食事どころです。

玄米のランチセットが人気のメニューでマクロビオテック仕様が女子ウケ良いですね。

おなかいっぱいになるけれど、ヘルシー。

それが何よりの人気のようです。

 

オリンピック飯店

地元で大人気の中華のお店です。

お値段は安く、お料理の量はたっぷり。

女性同士なら2品頼んでシェアし合うのが量的にも良いかも知れませんね。

 

法隆寺周辺のおすすめ宿・ホテル

法隆寺参拝の際に泊まれそうな宿はあるでしょうか。

 

卯川家

ここは法隆寺から一番近いと宣伝されている料理旅館です。

部屋数は6室というアットホームな宿で、食事と入浴のデイユースも可能です。

 

お料理は、いかるが夢めぐり御膳とよばれる会席料理がお薦めです。

 

柿本家

山あいに建つ自然を感じる宿。

露天風呂つきの客室もあり、プライベート感もたっぷりです。

 

お料理は会席のほか、鶏すきや鴨鍋、牛すき焼きなどの鍋料理もご用意しています。

館内全体が和モダンな雰囲気で、色浴衣の貸し出しやフラワー風呂などのサービスもあり、女性に嬉しい素敵な宿ですよ。

 

グランドサンピア奈良

JR郡山駅から徒歩1分というアクセス良い場所にあるビジネスホテルです。

西洋のお城のような塔のある外観が目印です。

 

夕食は外で、朝食のみホテルでという方には、本当にお安くご利用いただけます。

もちろん、夕・朝食セットの宿泊プランもありますので、観光の予定に合せてご予約されるのが良いですね。

 

ちなみに、ホテル内のレストランはフレンチです。記念日旅行に利用されるのもお薦めです。

 

法隆寺まとめ

奈良の法隆寺とその周辺についてご紹介いたしました。

悠久の歴史を感じる古都奈良の地には法隆寺以外にも見どころはたくさんあります。

お寺の他にも名所旧跡を観たり、ならまちの古い家屋並ぶエリアで買い物したりして楽しめますよ。

 

数々のお寺めぐりと観光を重視して、宿泊費はお安く抑えるのもお利口女子の選択かも知れませんね。

また、非日常感を重視してハイクラスな宿に泊まって、美味しいモノ食べて、お風呂でまったり寛ぐのも贅沢な休暇になることでしょう。

 

独りで訪ねるか、グループ旅行にするかで宿泊施設を選ばれると良いでしょう。

次の休暇に向けて奈良法隆寺方面への旅行を計画してみてはいかがでしょうか。