占星術は、星座占いだと思っている人が大半だと思います。
占星術では、天体の動きをよく観察することで、地上のできごとを分析することができると考えているのです。
太陽系の天体がお手本で、それがさまざまなかたちで地上のできごとに反映されていると考えます。
ホロスコープ
ホロスコープとは天球図のことです。
ある場所から見た時に、どの方向に惑星があるのかを描いたものです。
生まれた時刻のホロスコープを見ます。
同じ時間でも、場所によって星の位置が変わるように、ホロスコープも異なります。
ホロスコープは、ネットで無料で作成してくれます。
http://www.horoscope-tarot.net/
パーツには、
- 12サイン(星座)
- 10惑星
- 12ハウス
- アスペクト
があります。
10惑星
占星術の主役は、惑星になります。
惑星それぞれに専門や役割があります。
芝居に例えると「役者」になります。
12サイン(星座)
そして、サイン(星座)は、性格や特徴を表します。
惑星という役者がどう演じるかを表わす「役どころ」になります。
惑星とサインの関係性から、個性や人生を紐解いていきます。
12ハウス
ハウスは、役者たちが活躍する「舞台」になります。
あなたの個性が、人生のどの場面でもっとも発揮されやすいかを表します。
ハウスを知ればあなたの個性が開花する情報を得ることができるでしょう。
アスペクト
アスペクトは、惑星と惑星の関係性です。
2つの惑星が意識し合っている、影響を与えあっています。
何か起こった時の反応や行動パターンを表しています。
役者の「行動パターン」や「心の動き」になります。
ホロスコープの読み方
ホロスコープを読むステップは、
- 12サイン(星座)を読む
- 12ハウスを読む
- アスペクトを読む
サインを読む
12星座がその人の内面的な傾向や資質、可能性を表します。
ホロスコープを読むためには、まず12サインの意味と10惑星の意味を覚えることが必要です。
最初は、天体の入っているサインから理解を深めるのがいいでしょう。
次に惑星の意味をしっかりつかんで、サインと惑星の意味を組み合わせて読んでいきます。
第一に方向性の偏り、特定のサインや4元素、3区分などに偏りがあればそれをチェックします。
その人の個性を示す部分としてチェックしていきます。
多いところも少ないところも考えるとよいでしょう。
ハウスを読む
ハウスは、それらが具体的に人生の中おどのような場面で顕在化するのかを表しています。
星たちから授かってきた様々な力が人生のどの局面でどのように発動するのか知ることができるのです。
アスペクトを読む
優先順位
- 太陽、月に対するアスペクト
- コンジャンクション、ハードアスペクト
- たくさんのアスペクトを受けている惑星
- アスペクトをとらない惑星
運勢を占う
太陽
全体運
太陽は毎年規則的な動きをします。
約1か月の基本的な運勢を示します。
木星
ビッグチャンス
木星は、大きな幸運をもたらしてくれる拡大と発展の惑星です。
約1年かけて、どのような幸運を手にできるかが変わります。
金星
恋愛運、金運
恋の出会いや金銭的に恵まれる時はいつか、といったことが分かります。
反対にチャンスを逃したり、後悔しやすい時も分かります。
水星
仕事運
仕事や職場のコミュニケーションを判断する惑星です。
能力を発揮する機会はいつか、ということが分かります。
火星
健康運
行動力を表わす惑星で、体調に影響します。
注意して過ごすべき時期や活動的な時期が分かります。
土星
課題
試練や課題をもたらされる惑星です。
課題を読み解き、しっかり取り組めば、大きく成長することができるはず。
トランジット法
出生図と現在の星の運行を照らし合わせることで運勢を占うことができます。
知りたいタイミングの惑星の運行が、出生時のホロスコープにどのような影響を及ぼすのかを判断するものです。
言い換えれば、その時の時間と出生ホロスコープの相性を見る、というふうに考えてもいいでしょう。
出生図のハウスを惑星が通過する時、様々な現象や出来事がもたらされます。
惑星の運行を読み解くことで、幸運の訪れやトラブルに見舞われやすい時期を知ることができるのです。
三重円
ホロスコープを実践的に読むときには、
- 出生図
- 進行図
- トランシット図
という3つの図を組み合わせた「三重円」というものでリーディングしていきます。
出生図
生まれた時のホロスコープです。
進行図
体内時計のようなものです。
本人の中でだんだんと性格が変わってきたり、また興味の方向が変わってくる状況を読み取ることになります。
トランシット図
外からもたらされる動機、さまざまな外的要因の変化を表します。
重要な組み合わせ
- 出生のAsc、Mc、太陽、月に対して
- 木星、土星、天王星、海王星、冥王星のトランジットが作る0度、180度、90度
のアスペクト
プログレス法
出生してからの1日の星の動きは出生後の1年に相当する、という考え方です。
20歳のときの状況を想像するために出生のタイミングから20日後の星の配置をチェックします。
トランジットとプログレスで違うことは天体の運行速度です。
プログレスのほうがトランジットよりゆっくり動きます。
トランジットとプログレスでは主に使う惑星が変わってきます。
トランジットは主に注目すべきは木星以遠の大惑星でした。
惑星の平均的な進行速度
太陽
57分から61分
月
12度から15度
水星
0度から2度12分
金星
0度から1度15分
火星
0度から50分
木星
最大で14分
土星
最大で7分
ホロスコープの読むステップ
- アスペクト
- サイン、ハウス移動
- ルネーション
- 惑星の逆行
アスペクトの優先順位
- 太陽、月、Asc、Mcを含む、0度、180度、90度の正確なアスペクト
- 太陽、月、Asc、Mcを含む、120度、60度、150度
- 火星、金星、水星を含む0度、180度、90度のハードアスペクト
ソーラーアーク法
ソーラーは太陽、アークは弧のことで、太陽がプログレスによってホロスコープ上を進むときに描き出す弧のことを指します。
プログレスさせて動いた太陽の弧の度数を、出生ホロスコープ上の全天体に足すのです。
ホロスコープをそのまま、ダイヤルのように、必要な年数の度数分だけ、ぐるっと回せばよいことになります。
相性・恋愛・結婚の読み方
西洋占星術は、性格分析が得意です。
人との相性も明確に読み解くことができます。
二人のホロスコープを重ね合わせて、その相互作用を分析します。
合体させる場合、二重の同心円として図示するのが一般的です。
基本的には、内側の円に主体として見たい人のホロスコープを置き、相手は外円になりあす。
この場合、「私にとってあの人はどんな人なのだろう」「相手がどんな影響を自分に与えているか」と見ます。
二人のホロスコープを重ね合わせ、お互いの惑星が作り出すアスペクト(角度)が相性判断のカギになります。
基本的な相性を占う
互いの「太陽」が位置する星座で占います。
ここで分かるのは共通点や協調できる点など、性格の方向性です。
恋愛の相性を占う
- 男性の「火星」の位置する星座
- 女性の「金星」の位置する星座
から推測します。
結婚の相性を占う
- 男性の「太陽」の位置する星座
- 女性の「月」の位置する星座
から推測します。