和歌山県の青岸渡寺について
和歌山県の青岸渡寺(せいがんとじ)とは、和歌山県の東牟婁郡の那智勝浦町にある、天台宗の寺院となります。
西国三十三所第一番札所としても有名なお寺となっています。
山号は那智山であり、さらに本尊は如意輪観世音菩薩となっています。
本堂、および宝篋印塔ですが、こちらは国の重要文化財として指定されています。
また、ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部としても知られています。
こちらの熊野三山の信仰が、都の法の皇族・貴族にまで広まったのは平安時代中期以降となります。
このため、青岸渡寺、そして隣接している、熊野那智大社については、どちらも具体的な創建の時期などははっきりとは分かっていません。
しかし、言い伝えでは、仁徳天皇の時代である、4世紀に、当時のインドから渡来してきた、裸形上人による開基ではないか、とされています。
また、こちらの同上人が、那智滝の滝壺で得たといわれている、金製の如意輪観音をこの際に本尊として安置したのではないかといわれています。
青岸渡寺は、後に推古天皇の勅願寺となりました。
その後、6世紀末 – 7世紀初に生仏聖が伽藍を建立します。
その後、丈六の本尊を安置し、そして、その胎内には、裸形上人感得の如意輪観音を納めたといわれています。
しかし、これらはあくまでも伝承ですので、はっきりとしたことは現在においてもわかっていないことがほとんどです。
那智滝を中心として、自然振興の場としても、早くから開け、親しまれてきたと思われています。
中世から近世にかけては、隣接してる熊野那智大社とともに、神仏習合の、修験道場として有名でした。
如意輪堂と称されている、その堂舎ですが、那智執行にも代表される社家、そして、那智一山の造営・修造を担っている本願などの拠点としても有名でした。
明治時代には、これらの熊野三山の他の2つである、熊野本宮大社、熊野速玉大社などにおいて、仏堂は全て廃止されました。
しかし、熊野那智大社においては、廃止を逃れ、のちに青岸渡寺として復興されることになりました。
こちらの寺号ですが、秀吉が大政所の菩提を弔うため、湯治建てられた高野山の青巌寺がもとになったといわれています。
青岸渡寺周辺のグルメスポット
熊野那智大社清涼亭
こちらの青岸渡寺に観光に訪れた際にはぜひ訪れたい観光スポットがあります。
それがこちらの清涼亭です。
清涼亭は、青岸渡寺、また那智大社への途中にあり、少し休憩をしたいという場合にも最適なグルメスポットであるといえるでしょう。
上流に存在する滝の水を使っているということで、そのさまざまなカフェメニューは、大変評判となっています。
どのメニューもさわやかで、さっぱりとした味が楽しむことができます。
夏場の暑い時期には、冷やし飴、そして梅ジュースなどを堪能することができますし、また冬には、うどん、そばなどで体を温めることができるでしょう。
季節に応じたメニューが多彩なのもおすすめポイントです。
また、抹茶ぜんざいなどのメニューもあります。
店内からは、かの有名な観光スポットである、那智の滝を見下ろすことができ、絶好のビュースポットとして話題です。
また、天気のいい日は、お店の外で味わうことが可能です。
年中無休なので、いつでも立ち寄ることができるのもうれしいところですね。
青岸渡寺周辺の宿泊ホテル
南紀勝浦温泉 陽いずる紅の宿 勝浦観光ホテル
こちらの勝浦観光ホテルは、青岸渡寺などのお寺観光の際に最適な観光ホテルであるといえるでしょう。
また、那智勝浦の観光や、散策などの拠点としても人気の観光ホテルとなります。
お料理は、那智勝浦の名物である、マグロのかぶと焼き、また海鮮蒸し料理などを堪能することができます。
また、大浴場では、和歌山勝浦温泉の湯を堪能することができるのもうれしいところですね。
季節ごとに、お得な宿泊プランがありますので、リーズナブルにファミリーで宿泊をすることも可能です。
JR紀伊勝浦より車で約5分という立地で、無料駐車場もあります。
客室は、スタンダードな客室から、露天風呂付客室まで、さまざまな客室があります。
露天風呂付客室は、露天風呂のある、オープンリゾート、そいて、和の空間が実現されています。
お食事は、全室個室でゆったりといただくことができるのも大きなポイントですね。
青岸渡寺まとめ
和歌山県の青岸渡寺は、隣の熊野那智大社と一緒に反映してきた、和歌山県のお寺として有名です。
国の重要文化財として指定されているので、和歌山の那智勝浦旅行の際にはぜひ立ち寄りたいスポットですね。
さらに周辺には絶景の見えるグルメスポットもあり、和歌山の那智勝浦の自然を眺めながらおいしい食事をとることができます。
また、観光に最適な宿泊ホテルでは、那智勝浦温泉の湯を楽しみ、ゆったりと旅の疲れを癒すことができますよ。