福井の永平寺は曹洞宗の聖地と言うべき場所

福井永平寺

永平寺の紹介

永平寺は1244年に開山した、曹洞宗の大本山です。

曹洞宗の開祖である道元か開山したことで有名な寺です。

 

この永平寺は、700年以上の長い歴史がある寺ですが、応仁の乱など、各種の戦災に巻き込まれた結果、何度も本堂を消失しています。

今永平寺にある建物は江戸時代後期から明治時代にかけて建てられたものが多いです。

 

その意味で、文化財的な価値は低めですが、建物群は、曹洞宗の大本山にふさわしい迫力のある建物なので、一見の価値ありと言えるでしょう。

 

そんな永平寺の主な見所は、仏殿、法堂、そして承陽殿の3つです。

特に仏殿は、永平寺の中心とも言える場所で、本尊や達磨増など、各種の貴重な像が置かれています。

須弥壇と呼ばれる本尊を安置している場所の中央に釈迦牟尼仏を置き、釈迦牟尼仏の左右に阿弥陀仏、弥勒仏が置かれています。

 

その本尊を囲うように、色々な像や額、彫刻などが置かれており、それらが織り成す独特の雰囲気は、見る物を圧倒します。

 

法堂は、永平寺のお坊さんが、色々なお勤めや儀式などを行う場所です。

聖観世音菩薩像が安置されているこの場所は、永平寺にある建物群の中で、一番高い場所にあります。

高い場所から寺を眺めたいのなら、この法堂に行った後、周囲を眺めて見ると良いでしょう。

 

承陽殿は、仏殿と並ぶ、もうひとつの永平寺の中心です。

曹洞宗の開祖である道元禅師の御真廟であるこの場所は、永平寺の中でも、もっとも神聖な場所だと言えます。

 

中では道元禅師の遺骨と像が祀られており、それとは別に永平寺の2代目から5代目までの貫首の像が安置されています。

曹洞宗の指導者たちの像と遺骨があるこの場所は、この寺の中でも特別な場所です。

永平寺に参拝するなら、最低でもこの承陽殿だけは見ておくと良いでしょう。

 

仏殿、法堂、承陽殿、この3つは永平寺のなかで最低限見ておくべき場所ですが、それ以外にも見るべき場所がこの寺にはあります。

それは、山門です。

この山門は1749年に再建された2階建ての門で、永平寺の玄関ともいえる門です。

1階、2階に四天王などの像が置かれているこの門は、永平寺の中でもっとも古い建築物です。

 

中国様式の門で、迫力と壮大さがある門なので、3つのお堂を見るついでに見ておくとよいでしょう。

他にも稼動しているものの中では日本最古といわれるエレベーターがある大庫院、たくさんの天井画がある傘松閣など、様々な見所がこの寺にはあります。

 

永平寺周辺のおすすめグルメ

永平寺周辺でオススメ出来るグルメスポットといえば、味の郷土館田中屋です。

 

この店の売りは、こってりとしたソースカツ丼です。

濃いソースがどばどばとかかったカツ丼は、ジューシーでボリュームがあり、とってもおいしいです。

 

そんなソースカツ丼が、あっさりしたそばと共に提供されます。

こってりしたソースカツ丼とあっさりしたそば、真逆の料理を食べられるところが、この味の郷土館田中屋のよいところです。

 

ソースカツ丼もそばも、どちらも福井名物なので、永平寺にお参りするために福井に来たなら、ここで福井名物を2つとも食べておくと良いでしょう。

 

永平寺周辺のおすすめホテル

実は永平寺周辺には、これと言ったホテルがありません。

と言いますか、宿泊できるホテルそのものがないのです。

なので、普通は永平寺から遠く離れた福井市内に泊まる事になります。

 

チサンイン福井

その条件の中で、つまり福井市内でオススメのホテルと言えば、チサンイン福井です。

このチサンイン福井の売りは、コスパのよさと、細かな点が色々と充実しているところの2つです。

 

コスパのよさ、これは読んで字のごとくです。

宿泊費が2千円から4千円ほどと圧倒的に安いので、非常に財布に優しいです。

2連泊、3連泊と連泊すればするほど、その安さが身にしみることでしょう。

 

それだけ安いホテルになると、皆さんホテルの中身を心配されるでしょうが、このホテルは、安いわりに中身もよいです。

それが、ホテルのもうひとつの売りである細かな点が充実しているという点に繋がります。

 

細かな点が充実しているとは具体的にどういうことか、それはホテルの部屋に備え付きの風呂が広い、朝食のバイキングがおいしい、部屋の天井が高く、窮屈さがない、こういった点です。

ひとつひとつは大したことない魅力かもしれませんが、これが2つ3つと揃うと、侮れない物があります。

安いわりに中身が充実していて魅力的なホテル、それがチサンイン福井なのです。

 

永平寺まとめ

永平寺は有名な仏教宗派である曹洞宗の大本山です。

曹洞宗の開祖である道元が開いたこの寺に行かずして、曹洞宗を語る事はできません。

 

開祖道元をはじめ、寺の5人の像が安置されている承陽殿、本尊が置かれている永平寺の中心の仏殿、永平寺の中でもっとも高い場所に建てられている建物の法堂、永平寺に現存している建築物の中で、もっとも歴史がある建物である山門、いずれも一見の価値があります。

 

曹洞宗に興味のある方はもちろん、曹洞宗にあまり興味のない方でも、一度くらいは行ってみるべき寺だと言えるでしょう。