江戸の下町情緒を漂わせる浅草寺は東京寺院巡りの定番

東京浅草寺

浅草の観音様として多くの人々に親しまれている浅草寺は、年間3000万人の観光客が訪れる都内屈指の観光名所となっています。

海外からも多くの観光客が訪れ、いつも大混雑している雷門付近では多くの外国人観光客を見ることができます。

 

この東京下町を代表する名所の浅草寺は、7世紀推古天皇の時代に創建されたという歴史を持つ都内最古のお寺です。

参道入り口の雷門と、それに続く出店街の仲見世は東京有数の観光スポットで常時観光客であふれています。

 

現在の雷門は、江戸時代末期に焼失したものが1960年に再建されたものです。

正しくは風雷神門という名称でしたが、いつからか雷門と呼ばれるようになりました。

 

このように、浅草浅草寺は、国内有数の観光名所でありながら由緒ある歴史を持ち、東京有数のパワースポットとしても人気があります。

もともと、浅草の観音様は、聖観音菩薩を本尊としますが、聖観音菩薩とは最も位の高い神様のことで、その神様が人々のことを思い下界にお姿を現され観音様として人々とともにいらっしゃるわけです。

それを知ってか知らずか、毎年3000万人以上の人々が国内外から浅草の観音様のところにやってくるわけです。

 

毎年7月9,10日に行われるほうずき市は、浅草の夏の風物詩として知られていますが、実は、この2日間に浅草寺に参拝すると4万6千日参拝したのと同じ功徳があると言われているのです。

同じ参拝するのであれば、是非、このほうずき市の両日に行きたいものです。

よく、お百度参りは功徳があるなどといいますが、こちらは4万6千度参りになりますので、圧倒的にスケールやレベルが違うのです。

 

浅草寺に多くある大小の提灯には、松下電器、現在のパナソニックという文字を多く見ることができますが、これは、戦後の一時期、浅草寺が資金難に見舞われた時に、資金援助をしたのがかの松下幸之助氏であるからです。

その後、松下電器が世界的な企業へと大発展していったというのも興味深いお話です。

学歴もなく、病弱であった松下幸之助氏が、一代で世界的企業を作り上げたというのも観音様のお話と共通している部分があるように思えます。

 

近年は、浅草寺から近いエリアに東京スカイツリーもでき、浅草寺に参拝してからスカイツリーという観光ルートも確立しています。

最高神である聖観音菩薩に参拝した後に国内最高634mのスカイツリーに行くというのも観光ルートとしてはまさに最高ルートというところでしょう。

 

浅草寺周辺では、観光客が多いという事情もありますが、多くのグルメを楽しむことができます。

特におすすめなのは甘味処で、女性に大人気のお店が数多くあり、夏場などにはかき氷目当てに多くの方が列を作る光景も見られます。

 

また、老舗の洋食屋さんも多く、これまた女性客やお子さんに大人気となっています。

海外からの観光客に人気のお寿司屋さん、あるいはすき焼きの名店などが所狭しと暖簾を並ばせています。

 

浅草寺周辺のおすすめ宿・ホテル

浅草ビューホテル

年間3000万人の観光客が訪れる浅草界隈には、和を意識した情緒あふれるホテルが多くあります。

中でもひときわ目立つのが、浅草のランドマークタワーとして知られる浅草ビューホテルです。

 

このエリアでは、数少ない大規模ホテルですが、場所柄、他のエリアの大型ホテルとは異なり、あたたかく、粋なもてなしのあるくつろげるホテルです。

 

ホテル雷門

また、雷門近くに存在感を出しているのが、同じ名称を持つホテル雷門です。

場所は、まさに浅草寺に宿泊するという雰囲気があり、洋室と共に多くの畳張りの和室も用意されており、海外からのお客様に喜ばれています。

 

他のホテルにも畳張りの和室を用意したところが多いのがこのエリアのホテルの大きな特徴でもあります。

 

また、エリア的には、浅草界隈以外にも上野や東京スカイツリー近くのホテルを利用することができます。

特に、スカイツリー周辺には、スカイツリー建設に合わせて多くのホテルが建設されましたので、綺麗で眺望の良い施設が多くあります。

 

浅草寺まとめ

浅草浅草寺は、まさに最高の神様が下界に降りてきて、そこに多くの人々が集まってきている街です。

いつも混雑していますし、いつも賑やかな街です。

 

特に、東京を代表する祭りである三社祭は、三基の神輿と数多くの町内神輿が浅草界隈を練り歩く盛大なお祭りで、期間中には約150万人もの観光客が見物に訪れます。

また、2003年からは、江戸開府400年記念事業として本堂、五重塔、宝蔵門、雷門が、毎日日没から23時までライトアップされるようになり、多くの観光客を喜ばせています。

 

夜は本堂は閉められますが参拝はできるようになっています。

最後に、浅草寺といえば、おみくじを引いている人が多いのでも有名です。

おみくじは、棒を引いて書いてある番号の引き出しからおみくじをとります。

 

浅草寺のおみくじには、大吉から凶まで7種類があり、凶以外はお守りとして持ち帰り、凶を引いてしまった場合には、傍らの棒にておみくじを結ぶこととされています。

つまり、凶を引いても災いを取り除いてもらえるわけで、これは実際には大吉に近いものということになります。