三重で参拝しておきたいパワーがもらえる神社10選

三重伊勢神宮外宮

伊勢神宮(外宮)

お伊勢参りをするなら、まず外宮からと言われます。

外宮は天照大神のお食事を司る豊受大神をお祀りしています。

豊受大神にお参りをしてから、内宮の天照大神をお参りするのが正式な作法です。

 

表参道からと北御門口から入れ、どちらにも手水舎があるのでまず手や口を清めましょう。

 

こちらも遷宮がありますので、正宮の隣には古殿地があります。

社殿の造りは内宮とは配置が異なっています。

 

外宮にも内宮にも御厩があり、神馬がいます。

内宮同様こちらも広大で沢山の摂社がありますが、同時に「せんぐう館」があり、式年遷宮について詳しく知ることが出来ます。

是非見学すると良いと思います。

 

伊勢神宮(内宮)

三重伊勢神宮

 

日本の守り神でいらっしゃる天照大御神が太古から祀られている伊勢神宮。

内宮は伊勢市の広大な敷地内にあります。

 

まず五十鈴川に掛けられた宇治橋を渡った後、2つ目の鳥居の手前に手水舎がありますが、この鳥居をくぐった先に五十鈴川御手洗い場もあります。

昔はここ五十鈴川で全身を清めてからお参りをしました。

 

道なりに進むと神楽殿等を通った後、いよいよ階段の上に正宮があります。

その隣には古殿地があり、遷宮の年に移転する地となります。

 

正宮の手前には荒祭宮があります。

これは、神様が特別な状態で現れた時のお姿だと言います。

霊感のある方の中には、こちらに天照大御神がいらっしゃると感じるかたもいますが、どうでしょう。

 

多度大社

御祭神は天津彦根命です。

天津彦根命は、天照大神と速須佐之男命が制約を交わした時に生まれた五柱の男神のうちのお一人なので、天照大神のお子様になります。

その由縁から、この神社は「北伊勢大神宮」とも呼ばれています。

 

又、配神には面足尊とかしこ根尊が祀られていますが、この二柱の男神と女神は天地が開けた時に生まれた、伊邪那岐・伊邪那美両神より古い神世七代の六番目の神という尊い神様です。

 

創建は雄略天皇の時代と言われていますから、相当由緒のある神社です。

大社だけあり、地元の人々の信仰も厚く8月のちょうちん祭りや上げ馬神事、流鏑馬神事などに毎年十数万人の参詣者が訪れて賑わっています。

 

椿大神社

鈴鹿市にあるこの神社の御祭神は「古事記」の中に出て来る、天孫降臨の際邇邇芸命を高千穂の嶺に先導した猿田彦大神です。

その為か、配神の中には邇邇芸命、配祀には天之鈿女命や木花咲耶姫命がおれらます。

 

猿田彦大神はこの地上の神とされ、御神徳としては特に地鎮祭、方災解除、厄祓、家の守護について霊験あらたかと言われる神様です。

三重県では3番目に参拝者が多い神社です。

 

第11代垂仁天皇の時に倭姫命からの神託に依り、社殿を造った日本最古の神社です。

しかし、それより以前からこの地には縄文人達の信仰の場でもあったのです。

 

結城神社

三重結城神社

 

津市にある結城神社は、後醍醐天皇を報じて鎌倉幕府を倒し、「建武の新政」樹立の貢献者である結城宗広公を祀る神社です。

 

その後南北朝時代に北畠顕家親子に従い、二度に亘って睦から今日に攻め上りましたが、帰国途中三重県で船が難破し、現在の津市で生涯を終えました。

その為この地で祀られることになったのです。

 

周囲は古くから結城の森と呼ばれ結城塚、有機明神と呼ばれて崇められています。

境内には結城公の墓碑があり、又春には300本にも及ぶしだれ梅と、その他にも10種80本の種々の梅が華麗に境内中で咲き誇る様は圧巻です。

 

射山神社

津市の貝石山の麓にあるのが射山神社です。

御祭神は大己貴命と少名彦命です。

合祀の神様は多く、天照大神、須佐之男命、彦火火出見命等10時柱以上に登ります。

 

初めは温泉の神として射山に祀られ、奈良・平安時代には伊勢参拝前に湯ごりと呼ばれる禊が行われていました。

 

又、伊勢神宮の祭礼には、道を挟んだ向かいにある手洗い場「長命水」(榊の井)の水に浸した榊を権能する習わしがあったと言われています。

 

現在は、境内に大黒様(大己貴命)の像が置かれ、打出の小槌を「大黒様の『恋こ槌』」とし、縁結びの神様として祀っている為、良縁を求める男女でにぎわっています。

 

菅原神社(上野天神宮)

菅原道真を祀る菅原神社は伊賀市にあります。

通常上の天満宮と呼ばれ、文学の租神、牛馬の守護神として崇拝されています。

他の天神様と同じく、様々な伝承からこの天満宮にも牛の像があるので、牛を撫でて病気を治すという「撫牛」の進行があります。

 

完済の秋の三大祭に数えられる「上野天神祭」は毎年10月に行われる秋祭りで、2002年2月12日に国指定重要無形民俗文化財に指定されました。

一度は見てみたいお祭りですね。

又、境内には春と秋、1年に二度芽吹く「二度芽の欅」があり、市の天然記念物に指定されています。

 

大村神社

「延喜式」に神社名が記されている大村神社は伊賀市にあります。

御祭神は「古事記」には「伊許婆夜和気命」、「日本書紀」には「池速別命」と記されていますが、これは今から2000年前にこの地に来られたそうです。

 

御祭神は倭姫命の弟君であると共日本武尊の叔父君に当たられる方です。

神社と同じ町内には大村の神(息速別命)の陵墓があり、「親王さん」と親しまれています。

 

拝殿の西には「要石」が置かれていますが、これが地下深くまで広がり、地震を起こす大なまずをしっかり押さえている為、この地は大地震から守られていると伝えられています。

 

境内には願掛け水かけなまずの像があり、水をかけて願掛けをします。

又、秋の大祭では町内をナマズのみこしが練り歩きます。

なまずのストラップや絵馬、欄干にズラッと並んだナマズの像と、なまずと縁がある神社です。

 

二見興玉神社

三重二見輿玉神社

 

猿田彦大神、宇迦御魂大神、綿津見大神を御祭神とするこの神社は伊勢市にあります。

 

古来より人々はこの神社に詣で、夫婦岩から上る「日の大神」と、夫婦岩の沖合700mの海中に鎮まる猿田彦大神ゆかりの霊石「興玉神石」を拝みました。

それによって天照大神と猿田彦大神、神人が一体となることを体感したのです。

 

猿田彦大神は邇邇芸命をタカチホにご案内した他、倭姫命が天照大神の鎮座の場所を探された時も五十鈴川の川上に、つまり現在の伊勢神宮へと導いたと言います。

又、土地を収める地主神と言われ、土地の邪悪を払い清め、福を呼ぶ神とも信仰されています。

 

更に宇迦御魂大神は稲の精霊と言われ、食料や衣食住の守護神として崇められています。

 

松阪神社

松坂市にある松坂神社は商売繁盛に御利益のある稲荷様(宇迦御魂神)をお祀りしています。

他に、薬を発明された神様として有名な少名彦命も病気平癒の神として境内にお祀りされています。

 

伝統ある松坂神社は年中行事も多く、お正月の歳旦祭から始まり、2月の少名彦命社例祭、秋の例祭と共に最も重要な春季例大祭、7月の祇園祭宵宮とみこし巡行、祇園祭本殿祭、そして夏越の祓では茅がやの輪をくぐることで無病息災を祈ります。

 

秋季例大祭の後は、初穂祭で新米を神様にお供えします。

天長祭は天皇陛下の誕生日をお祝いし、皇室の安泰を祈り、師走大祓で1年の穢れを清めます。

 

松坂神社は35柱の神様を祀っている為、お守りや縁起物も数多く揃っています。

自分の願いに依ってお守りを選ぶのも楽しいと思います。