地味で雰囲気のある東本願寺は渋い寺マニアに好まれている

京都府浄土真宗東本願寺

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東本願寺の紹介

東本願寺は、真宗本廟とも呼ばれるお寺で、浄土真宗大谷派の本山になっています。

 

西にある本願寺である西本願寺とは同じ浄土真宗ですが宗派が違います。

なぜ東西本願寺が並びたったかと言うと、織田信長と本願寺の戦いである石山合戦で、本願寺が本拠地を失ったことが大きく影響しています。

 

その後、本拠地を失った本願寺の一派が豊臣秀吉の支援を受けて西本願寺を、それから少し遅れて別の一派が徳川家康の支援を受けて東本願寺を作りました。

なので、この東本願寺は徳川時代の建築様式で作られています。

そこが、安土桃山時代の建築様式で作られた西本願寺との違いなのです。

 

そんな東本願寺の見所といえば、御影堂です。

この御影堂は、面積的には世界最大級の木造建築物として知られています。

外から見ると、立派な屋根を備えた2階建ての建築物に見えますが、実は1階建ての建物です。

 

では上の階はなんなんかと言うと、ただの装飾です。

ただの装飾で階を作ってしまう、その発想には驚嘆させられます。

それ以外にも、参拝接待所という見所がこの寺にはあります。

 

この参拝接待所は、東本願寺に参拝しに来た人が利用する休憩所のようなところで、外見は歴史がある建物のように見えますが、内部は結講近代的です。

内部には参拝者が休憩するためのスペースや自動販売機などがあるので、参拝者はここでゆっくりと休むことが出来ます。

 

もちろん、この参拝接待所はただ休んで終わりというだけの施設ではありません。

参拝接待所の中に、東本願寺の宝物が展示されているギャラリーなどがあり、ちょっとした博物館のようになっています。

色々な史料や宝物が展示されているので、寺マニア必見の場所と言えます。

 

それ以外にも、東本願寺の本尊である阿弥陀如来が安置されている阿弥陀堂、京都三大門のひとつである御影堂門、かつては唐門と呼ばれていた阿弥陀堂門など様々な見所がこの寺にはあります。

どれも魅力的な場所なので、かたっぱしから見てみるとよいでしょう。

この東本願寺は、華麗な西本願寺とは違い、いかにも徳川家康が好むような質実剛健的な寺になっています。

 

なので、派手な寺より地味な寺が、一風変わった寺よりも本格的な寺が好きな人にオススメ出来る寺だと言えます。

色々な意味で、西本願寺と対照的な寺なので、西本願寺と東本願寺をセットで参拝すると良いでしょう。

 

東本願寺周辺のおすすめグルメ

蔵倉

東本願寺周辺でオススメ出来る飲食店といえば、蔵倉です。

 

この飲食店は、酒に強い飲食店ですが、それだけではなく食べ物もおいしいです。

地元京都の野菜を使った煮物、カキやマグロなどの海産物、てんぷら、色々な和食が食べられます。

 

お酒好きなら、満足できる店だと言えるでしょう。

 

京都勝牛

お酒が飲めない方の場合、京都勝牛京都駅前店がオススメです。

この店は、文字通り牛カツの専門店です。

 

ボリュームのある牛カツが大変人気で、混んでるときは数十分並ぶ必要があるほどです。

それだけ人気があるだけあって、味も絶品です。

サクサクに揚げたカツが食べたいなら、京都勝牛京都駅前店に行くべきです。

 

きっと、その味とボリュームに満足できます。

 

東本願寺周辺のおすすめホテル

お花坊

東本願寺の近くでオススメ出来る宿泊先といえば、それはお花坊です。

 

この旅館は、東本願寺と目と鼻の先にあるホテルなので、東本願寺に参拝するなら、これほど便利なホテルはありません。

もちろん、この旅館の売りはただ東本願寺に近いというだけではありません。

 

それ以外にも、料理という大きな売りがあります。

お花坊の料理は、見事なまでに純化した京料理です。

地元京都の食材をふんだんに使った料理は、まさに京都の伝統的料理そのものです。

 

あっさりしておいしいだけでなく、素材の味を活かすことに極限までこだわっている、そんな伝統的京料理が食べたいのなら、お花坊に泊まるべきでしょう。

 

料理、東本願寺へのアクセスの近さのほかにも、お花坊には魅力があります。

それは、木造りの湯と呼ばれる木製の風呂です。

温かみのある木でできている上に、湯船から生け花を見ることが出来る、そんな雰囲気のあるお風呂なので、こういう雰囲気ある風呂が好きな人にはたまらないでしょう。

 

料理も、立地も、風呂も、そしてサービスも一流であるお花坊の宿泊費は、9千円から1万6千円ほどになります。

これだけ素敵な旅館である事を考えると、かなりコスパがよい旅館であると言えるでしょう。

 

東本願寺まとめ

東本願寺は、その寺の雰囲気、建物の建て方、建物の場所、すべてが西本願寺と対になっている寺です。

 

派手な西本願寺に比べ、地味で雰囲気のある東本願寺は、渋い寺マニアに好まれている寺です。

華美な安土桃山時代より、渋い江戸時代が好みの方、本願寺の歴史に興味のある方、歴史のある宝物が見たい方、こういった方に東本願寺はオススメできます。

 

京都といえば、西本願寺と東寺が有名ですが、東本願寺を見ずこれらの寺だけ見ても、意味がありません。

東本願寺は西本願寺と対になっている寺なので、西本願寺を見に行くなら、必ず東本願寺も見にいきましょう。