アスペクト
アスペクト(座相)とは惑星と惑星の間で形成される角度のことです。
天体と天体の間で働く力をアスペクトとして見ます。
互いにどう関わっているかによって、様々な意味を持ちます。
アスペクトの中でも影響力が強いものがメジャーアスペクトです。
- コンジャンクション(0度)
- オポジション(180度)
- スクエア(90度)
- トライン(120度)
- セクスタイル(60度)
の5種類です。
やや影響力が弱まるものの、軽視できないものがマイナーアスペクトです。
- セミセクスタイル(30度)
- セミスクエア(45度)
- セスキコードレート(135度)
- インコンジャンクト(150度)
- クインタイル(72度)
- セミクインタイル(36度)
- バイクインタイル(144度)
などがあります。
メジャーアスペクトには、
- 調和や安定を表すソフトアスペクト(セクスタイル、トライン)
- 不調和や緊張を表すハードアスペクト(オポジション、スクエア)
- 惑星同士が重なるコンジャンクション
の3種類に分けることができます。
それぞれの角度は正確に形成されていなくても前後5度程度ずれがあっても結びついていると判断します。
120度のトラインの場合、115~125度の間にあるものは結びついていると判断してよいのです。
この許容されているずれのことを「オーブ」と呼びます。
ずれが少ないほど、強く確実に働きます。
コンジャンクション(0度)
2つの天体があるサインで重なっている状態です。
二つの作用が合体して互いに強め合うので、そこから強いパワーが発生します。
オポジション(180度)
2つの天体が真正面に向かい合う状態です。
お互いを強く意識する緊張感のある関係です。
スクエア(90度)
性質がなじまないサインの間で結びつきができるアスペクトです。
一方の天体が他方の天体の動きを止め、圧力をかけます。
選択、路線変更、転換などに関係します。
トライン(120度)
火・地・風・水などの同じグループの間で成り立つアスペクトです。
天体間でフォローしあったり、良いムードで長所を引き出しあったりする関係。
発展と幸運のアスペクトだと言われています。
セクスタイル(60度)
応用力を発揮する可能性と積極的な生産性を表しています。
ノー・アスペクト
メジャー・アスペクトを作らない天体を、ノー・アスペクトと呼んでいます。
特定の天体作用だけが孤立して働くことを表しています。
天体のペア
いろいろなペアの天体が相互に補完しながら働いています。
- 太陽と月(動機の源)
- 火星と金星(具体的な活動)
- 水星と木星(具体/抽象的知識)
- 木星と土星(成長促進のアメとムチ)
- 太陽と土星(長期的な動機と目標)
- 月と土星(私的/社会的な活動の維持)