パワースポットの紹介
島の全体が神聖な領域とされる、日本で一番のパワースポットとして知られています。
久高島へは沖縄本島にある知念安座真港から出ている船を利用しなければ行くことができません。
琉球王朝時代から信仰が守られてきた島で、観光地としての開発は他の島に比べて遅れています。
琉球王朝で最も貴重とされていた斎場御嶽(せーふぁうたき)という聖地は、そこから東側の海に他界した後の世界があると考えられています。
その世界はニライカナイと呼ばれています。
世界遺産としても有名な斎場御嶽は沖縄県の南城市にあり、ニライカナイまでの間に久高島が存在します。
久高島には泳いだり、侵入を禁止されている場所が多く存在しています。
集落から外れた場所は誰のものでもない聖域で、土地は神から借りていると考えられています。
砂も石も持ち帰ることはできません。
久高島には拝み所や御嶽が点在しています。
カベール岬という国づくりの神アマミキヨが降臨したとされる岬があり、波の音と風の音だけが聞こえる静かな場所ですが波に伴う水しぶきに圧倒されます。
荒々しさはなく、穏やかな気持ちになれる岬です。
絶対に泳ぐことは禁止されているイシキ浜は白く美しい砂で、浜に祈りの場があります。
黄金の壺に五穀が入った状態で流れてついたとされる聖地です。
島の人も立ち入ることのないフボー御嶽は深い森林が続くイメージで、絶対に入らないように書かれた立て札があります。
実際は円形となった広場が存在し、祭祀場となっていますが最高の聖域とされています。
琉球開びゃく神話にある七御嶽のうちの一つで、琉球王府も大切にしてきた場所です。
如何なる事情があっても足を踏み入れることは禁止されています。
ウドゥンミャーという建造物がありますが、こちらも中へ入ることは厳禁とされています。
1978まで、31歳以上の既婚女性が家族を守る力を授かる祭祀が行われ、ウドゥンミャーでも神への祈りが捧げられていました。
島の自然や人など、神の存在があってこそと考えられているため、久高島を訪れる際はあらかじめ島のルールを確認しておく必要があります。
買い物ができる施設はなく、船が着く場所にある売店だけとなります。
久高島おすすめグルメ
食事処・とくじんが徳仁港のそばにあります。
イラブーというヘビの一種を調理した久高島特産イラブー汁や海産物と島野菜を使った料理、沖縄そばがあります。
五穀おむすびは梅や味噌などの種類があります。
海ぶどう丼は米が見えない位に海ぶどうが盛り付けられています。
イラブーは燻製にしてあるため風味が良い特徴があります。
海側にも席があるため景色を眺めながら食事が楽しめます。
ビールも置かれていますが、食後のシークァーサージュースもお勧めです。
食事処・けいは小さな店内ですが沖縄料理を楽しめます。
沖縄そばや海ぶどう丼、ゴーヤチャンプルーと定番のメニューが用意されています。
中でも手作りの黒糖サーターアンダギーは土産にお勧めです。
久高島おすすめの宿泊施設
ペンション榮クラブ
少し高台にあり、海と畑が見渡せるペンションです。
全室から海が見渡せます。
野鳥も見られるなど、自然が溢れています。
玄関で靴を脱ぐためホテルとは違う趣があり、もう一つの家へ帰ってきたような雰囲気を味わうことができます。
部屋は広くて清潔感のある落ち着いた感じで、床に寝転がる程リラックスができる場所です。
広い風呂も好評です。
一番の好評はオーナーの人柄と心づかいです。
ペンションを出発する時には再びオーナーの顔を見るためにこのペンションに来たいという人も少なくありません。
百名伽藍-Hyakuna Garan
海と山が広がる岬の先端に位置しています。
琉球石灰岩や赤瓦など、沖縄の素材を用いた造りになっています。
館内を一周できる回廊があり、自然の景色が移り変わる様子を楽しむことができます。
夜景の雰囲気も気分が落ち着きます。
食事は琉球料理や会席料理などが用意されます。
最上階に貸切部屋が6部屋あり、各部屋で海に面した露天風呂を利用することができます。
海坐
緑の木々に囲まれた丘にある宿で、海が見えます。
露天風呂は爽やかなハーブのような香りで、可愛いデザインのタイル張りです。
夜は星空を見ることができます。
朝食に焼きたてのパンと美味しい料理が用意されます。
サラダは都会とは全く違う味が口に広がります。
廊下にハンモッグがあり、心地よさに眠ってしまう程です。
部屋は4部屋ですが、オーナーの心くばりが大好評です。
シンプルでありながら贅沢な時間を過ごすことができます。
久高島まとめ
大変厳しく立ち入りを禁止されている場所もありますが、禁止という指示が書かれていなくても思わず足が止まり、これ以上は入り込むことはできないと思う場所も数多く存在する不思議な島です。
島そのものが神のもので、不思議な直感が働くのかも知れません。
静かに島のエネルギーを感じて、島の人の思いを守ることが大切です。