神奈川の清浄泉寺は鎌倉大仏で知られる謎の多い古寺

神奈川鎌倉

浄土宗 清浄泉寺についてご紹介

本尊は、国宝にも指定されている阿弥陀如来像です。

鎌倉大仏や長谷の大仏として一般的には知られています。

入り口の仁王門には、山号である大異山を記す額が掲げられていて内部に居る仁王像がこちらをにらみつけています。

 

向かって右側に居る赤い仁王は、口を開いていてこれをサンスクリット語では、阿といい、物事の始まりを意味しています。

向かって左側にいる青い仁王は、口を閉じていてこれを吽と言って物事の終わりを意味しています。

 

阿吽とは、宇宙の始まりと終わりを意味して更には一対のものを示すようになりました。

色々な意味が含まれていて、とても興味深いですが、実際に見ると、かなりの迫力で小さい子供などは怖がりますが、悪いものからお寺を護っていると考えるとこれもまた彼らの仕事なんだなと感慨深くなります。

 

門をくぐると、ぐっと神聖な空気感に包まれるのが分かります。

手水舎で身を清めてから、いよいよ大仏様の所へ参ります。

国宝、阿弥陀如来像はさすがの迫力と優しさが漂うお姿で、像の高さは、11.39メートルで台座を含めると13.35メートルにもなり重量は、約121トンもあります。

 

創建は不明となっていますが、吾妻鏡によれば、造立が開始されたのが1252年という事ですが不明な部分も多く原型の作者も候補は何人かいるものの特定されていません。

 

しかし、世界中の宗派を問わず数多くの仏教徒の信仰を今なお集めています。

清浄泉寺は、法然上人を開祖とする浄土宗の仏教寺院ですが、法然上人の教えは、とても尊く善悪、男女、年齢、身分全ての差別なく万人が救済される、臨終の際には極楽浄土に迎えいれて頂けるという素晴らしいもので、これが浄土宗の教えとなります。

自分に置き換えて考えるとこの考え方は到底なかなかたどり着けない境地なので、本当に素晴らしいと思います。

 

奈良の大仏が、勅命によって国を挙げて造営したのに対して、こちらの大仏は民衆の浄財により完成したと言われています。

当初は、大仏殿もありましたが、今は白昼のもとにいらっしゃるのには訳があり、台風や地震、津波で何度も被害を受けて復興されましたが建物が倒れたのを最後に大仏様は野ざらしのままになっています。

 

大仏様の手前には、何だか座り心地が良さそうな岩の椅子の様なものがありついつい疲れた体で座ったりするのですが、こちら実はかつての大仏殿が建っていた時の礎でした。

説明も特にないので椅子だと思う人が結構いると思われます。

観光客や修学旅行生で賑わいがある場所ですが、清々しい場所なのでとてもお勧めのお寺です。

 

清浄泉寺周辺のおススメのグルメ

Daisy’s cafe

レトロなアメリカン風の雰囲気の店内で海を見ながらランチが楽しめます。

看板メニューは、ジャスミンズライスという聞きなれない名前のお食事ですが、とても食欲をそそるドライカレーの様な見た目に卵が乗り、オリジナルスパイスで辛さの調整が出来るそうです。

 

女性に嬉しいヘルシーメニューもあり新鮮野菜たっぷりのベジタブルタコライスは、オリジナルサルサソースとチーズが食欲をそそります。

上がサワークリーム、下がベイクドチーズケーキと2層仕立てのオリジナルケーキも凄く美味しくて大人気の商品です。

一人席も充実しているので一人で行っても、複数で行っても楽しめますよ。

 

清浄泉寺周辺のおススメのお宿

かいひん荘鎌倉

鎌倉唯一の純和風旅館です。

とんがり屋根が特徴の洋館部は、大正13年の建造物で、国登録有形文化財鎌倉市重要景観建築物の指定を受けています。

 

落ち着いた数寄屋作りの和室で、部屋の広さは、10から16畳になっています。

中でも庭園に面したお部屋は、窓が大きく眺めが最高です。

古都鎌倉に来たことを実感できるお部屋です。

 

洋室のお部屋は、天井が高く開放感がありベッドルームとリビングがあり眺めもとても良いです。

家具がレトロで凄くときめきを感じます。

 

御料理は、自慢の懐石料理が頂けます。

相模湾で獲れた新鮮な魚介類と野菜を中心に厳選された旬の素材を使用しているんです。

朝食も、日本旅館に来たことを痛感できる純和風の美味しい和食が頂けますよ。

 

一つ一つが丁寧に作られて彩も鮮やかで朝から本当に嬉しい気持ちになれます。

レトロで懐かしく凄く素敵な旅館ですよ、とってもおすすめなので機会があれば是非お泊り下さいね。

 

清浄泉寺まとめ

浄土宗清浄泉寺にいらっしゃる阿弥陀如来像はとても昔からそこにいる事が分かる落ち着いた空気感を醸し出しています。

大仏様の周囲に高い建物が無い事も在り下から見上げると大変な迫力があります。

 

実は、この大仏様の身体の中にも入れるんです、その名も胎内拝観、20円で入れます。

入り口から狭くて急な階段で結構位です。

 

中に入ると昔の人は凄くこの大仏様を作るのに苦労したんだろうなという事が分かります。

銅で出来ているので冬は暖かく、夏は暑いですが、大仏の中に入れるのはここだけなので訪れたら是非入っておきたいものです。

優しい教えを説く浄土宗の清浄泉寺是にぜひ足を伸ばしてみてくださいね。