清水寺は「清水の舞台から飛び降りる」という慣用句があるように、誰もが知っているお寺です。
この飛び降りるという言葉が用いられたのはしかるべき理由があって清水寺には舞台ともいえるというものがあり、その下は崖になっています。
それが清水寺の特徴になっていますが、以前はその崖から飛び降りると願い事がかなうと信じて、多くの人がこの崖から飛び降りたそうです。
もしそれが理由で命を落としても、死んで成仏する事ができると信じていたそうです。
さすがに今では清水の舞台から本当に飛び降りる人はいませんが、思い切った事をするときや、何か大きな買い物をするときにはこの慣用句を使いますので、清水寺に実際に行った事がない方でも、この清水寺という名前は聞いたことがあるでしょう。
清水寺の歴史とは?
言い伝えでは宝亀9年(778年)に賢心というお坊さんが、観音の化身など信じた自分よりも高いくらいのお坊さんである行叡にあって、彼が残した霊木を記念として受け取りました。
それに千手観音像を刻み、安置したところが清水寺の始まりだといわれています。
これがおきたのは1200年も前の事になりますから、非常に歴史のあるお寺だということが分かります。
時は移り平安時代には810年の事嵯峨天皇からの許しを得て、後任の寺院となり徐々に、知名度を増すお寺となりました。
建物のつくりは木造ですので何度も火災の被害にあっており、記録が残っているだけでも、9回ほどの焼失にあっていますが、そのたびに復興されて今の形をとどめています。
私達が清水寺を訪れてみる事ができる建物は1631-1633年頃に、徳川家光の助けを受けて再建されたものです。
ですからこの建物も380年以上経っていて、非常に歴史的に貴重なものとされています。
1994年には古都京都の世界遺産の一つとして清水寺も認定されており、世界遺産ということで、日本中だけではなく、世界中から多くのお客様が立ち寄っていかれます。
清水寺の見所は?
やはり一番の見所は本堂で、その崖の上にせり出す形になっている外観は非常に特徴的で、ほかのお寺では見ることの出来ない形状になっています。
またそこから京都の街並みを見下ろす事ができて、その眺望も最高です。
また本堂以外にも15の堂塔があり、どれも重要文化財に認定されています。
シーズンを問わす多くの観光客や参拝客でにぎわっていますが、特に紅葉の時期は夜間のライトアップをすること待って非常に多くの観光客が訪れる京都有数の観光名所となっています。
清水寺周辺のおすすめグルメ
清水寺の境内に上がっていく参道は非常に多くの観光客でにぎわっており、多くのおみやげ物屋さんや食事処でにぎわっています。
お勧めはお漬物ビュッフェです。
京都は昔からお漬物が有名な場所でお土産などに買って帰る方も多いと思いますが、なかなか沢山の種類を食べる機会はないと思います。
しかし清水寺から徒歩6分のところにある「阿古屋茶屋」は漬物を食べたいだけ食べる事のできるバイキングをしています。
京都の漬物は浅漬けタイプで塩分も少なくあっさりしていますので、飽きずに沢山食べる事ができます。
白いご飯と食べたり、お茶漬けにしたりといろいろなバリエーションで楽しむ事ができます。
デザートには最中が用意されていますので、和で統一されており、非常に満足の出来るご飯を頂く事ができます。
清水寺周辺のおすすめ宿・ホテル
三井ガーデンホテル京都新町
京都はいろいろな観光名所がありますが、お勧めのホテルは京都市内で、錦市場にも歩いていけるロケーションにある三井ガーデンホテル京都新町、別館です。
ロケーションは新町通りの六角町361番になります。
外観も館内も非常に落ち着いた雰囲気のつくりになっています。
ハード面は非常に新しくモダンとも言えますが、作りが和風になっていますので京都に止まっているという感覚を思い出させてくれて京都の宿泊を存分に楽しむ事ができます。
また大浴場も完備されていますので、京都の町歩きに疲れたときにリラックスすることが出来るでしょう。
お値段も比較的リーズナブルですので、連泊して京都を満喫する事ができるでしょう。
町家レジデンスイン京都
もう一つお勧めなのが町家ホテルです。
数ある町家ホテルの中でも綺麗にリノベーションされている町家レジデンスイン京都は本当に京都に暮らすように泊まる事ができるもので、京都駅のオフィスに行って鍵をもらったら、京都の街中に点在する町家を貸しきる事ができます。
町家は歴史ある建物でハード面で心配があるかもしれませんが、水回りを含めて、すべての場所が綺麗にリフォームされていますので安心して泊まっていただけます。
ホテルのように常時スタッフたがいてサービスをしてくれるわけではありませんが、京都人になった気分で生活を楽しみましょう。
清水寺まとめ
清水寺は京都の中でも有数の観光名所です。
境内に入ったら歴史に思いをはせ、そして境内に向かう参道ではおしゃれなものやおいしいものに目を光らせて京都を存分に頼みましょう。
特に秋のシーズンはとても人気ですので、早めに京都旅行を計画しましょう。